十勝毎日新聞の紙面には毎日、多くの人が載っています。創刊以来、変わることのない編集方針は“顔の見える新聞づくり”。身近な人が取り上げられることで、十勝のコミュニケーションのきっかけになることを目指しています。
たくさんの情報を届けるため、総勢50人の記者が十勝19市町村を奔走しています。政治・経済、事件・事故、文化・スポーツから町内会の話題まで―。きめ細やかな情報発信で、地域をつないでいます。
取材の基本は地域に出て話を聞くこと。身近な話題から大きな課題の解決につながることもあります
まちづくりへの提言報道も定評があります。1976年の「交通事故をなくそう」以来、長年にわたり、テーマを決めて通年で集中報道を行う「年間キャンペーン」を展開。これまで観光、少子高齢化、福祉、宇宙など多岐の分野に及び、記者が国内外の取材を通じて現状と課題、解決策を多角的に掘り下げてきました。2026年は「AI(人工知能)の輪郭」と題し、急速に進化し、日常生活や産業に浸透してきたAIが、私たちの暮らしに何をもたらすのかを追究します。
様々な分野で利活用が進むAIについて、地域・現場の視点から報じていきます(26年1月3日付十勝毎日新聞)
朝早くから畑仕事や搾乳に向かう農家の生活に合わせ、十勝毎日新聞は夕刊紙。開拓期から地域の根幹を支えてきた農業を最重要産業と位置付け、さらなる成長を後押ししています。
勝毎の農業報道の象徴ともなっている「農業ガイド」(毎週土曜日掲載)は、季節に応じた営農情報や、IT、GPSを活用した最新技術など、通常紙面よりも専門的な情報を載せています。電子版の「勝毎アグリカルチャー」では、農業の話題を集約。圧倒的な情報量に加え、十勝農業の営みがわかる動画も多数掲載することで、農業者以外にもわかりやすく紹介しています。
十勝農業の歴史を網羅した「十勝農業史」(上・下巻666ページ)を2023年に刊行。民間による開墾から「農業王国」と呼ばれるまでに発展した軌跡を収録しています。「農業新技術」は十勝に拠点を置く、農業系研究機関の成果を収録した冊子で、1993年から続く取り組みです。全農家に無料配布しています。
バレイショや小麦などの畑作4品や酪農畜産を中心に、大規模で機械化された、生産性の高い農業を展開しています。1経営体あたりの耕地面積は45.7haと都道府県平均の約21倍。2024年の農畜産物取扱高は4,040億円以上です。経営規模拡大による労働力不足解消に向けた農業機械の自動化や、食の安全・安心に対応するための適切な施肥、農薬散布のためのドローン活用など、スマート農業の推進にも力を入れています。
最終面を使った「かちスポ」(右)と中面のスポーツ面。一瞬の輝きを記憶と記録に残していきます
創刊以来、地元スポーツの振興・発展にも力を注いできました。地域の大会はもちろん、全国、国際大会にも記者を派遣。子どもたちがアスリートへと成長し、活躍する姿を報道しています。2025年からは、これまで、本紙中面で展開していたスポーツ面に加え、最終面を大胆に活用した「かちスポ」を展開。地元選手の躍動ぶりやライバルに向き合う思い、決定的な瞬間を捉えた写真など、読者がその場にいるような臨場感を目指した紙面づくりを進めています。
勝毎電子版では新聞紙面に入りきらない、数多くの写真を掲載。記者やカメラマンが撮影した写真を通してスポーツの魅力を伝えています
人口約32万人の十勝地方ですが、五輪金メダリストを輩出したスピードスケートを筆頭に、野球やバスケットボールなど数多くの競技でトップ選手が育っています。地方都市ながら様々なスポーツに挑戦できる運動施設や競技団体、地域で子供たちを応援し育てる体制などが、成長を後押ししています。
1985年に北海道・大樹町が宇宙基地誘致をスタート。十勝毎日新聞は1面トップで「大樹町に宇宙基地を」の特ダネを掲載しました。以来、NASA(米航空宇宙局)のリポートやフォーラム開催を通じて基地誘致を支援しています。大樹町には近年、国内民間ロケット開発事業者が進出し、宇宙空間に到達するロケットの打ち上げや、射場の建設が進められています。商業宇宙港の夢が一歩ずつ形に―。国内外から注目を集めています。
2019年5月4日付1面では、大樹町内のベンチャー企業による国内民間企業初のロケット宇宙到達を伝えました
1985年9月16日付1面で大きく報じられた大樹町での宇宙基地誘致構想
十勝の南東部、太平洋に面した大樹町は、ロケットの打ち上げ適地として1985年に「航空宇宙産業基地」の候補地とされて以降、官民一体となって「宇宙のまちづくり」を進めてきました。町美成地区の「北海道スペースポート(HOSPO)」では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)をはじめ、民間企業や大学等による様々な実験が行われています。
2026年9月完成予定、ロケット打ち上げ射場「LC1」の完成イメージ
日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット」が2021年以来毎年、帯広市内で開催されています。年々規模は大きくなっており、ロケット開発や衛星開発など宇宙に関連する幅広い業種の企業・団体が参加しています。十勝毎日新聞社は毎回、運営に参画し、メディアグループを挙げて情報発信に力を入れています。
海外のロケット打ち上げ射場関係者も登壇した25年の宇宙サミット
宇宙人材の育成に向け、地元の高校生も参加した
大樹町の「宇宙のまちづくり」を応援するため、電子版に特設ページを開設しています。最新の情報を集めた特集記事や関係者へのインタビューなども交え、情報を発信。打ち上げの際には、ライブ映像も配信しました。
創刊は1998年。タブロイド判から始まり、形を変えながら地域で愛され続けています
「Chai(ちゃい)」は十勝No.1の発行部数(13万3,500部)を誇る月刊フリーマガジンです。平均160ページのボリュームで、十勝のグルメや観光、新店など暮らしに役立つ情報を掲載しています。勝毎電子版のコンテンツ「Chaiでじ」では、冊子のダウンロードはもちろん、過去の連載や特集も一挙に確認できます。
十勝のソフトクリームを食べ歩くイベント「ソフトクリームラリー」を毎年開催しています。21回目の2025年は過去最多の100店が参加し、3カ月間で1万人以上を動員。酪農王国の魅力を伝えるキラーコンテンツです。
100店すべてを制覇した参加者は51人(25年)

十勝の魅力を伝える新たなメディアとして2023年に開設しました。イベントや新店の紹介、キッチンカーの出店情報、桜・紅葉のスポットといった身近な話題を掲載しています。一方、地域課題やトレンドを記者の視点で分かりやすくリポートした特集も。“等身大”の十勝を知ることができます。
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