十勝毎日新聞社代表取締役社長 林 浩史
十勝の夏の夜空を彩る「勝毎花火大会」の開催を迎え、主催者として大きな喜びを感じるとともに皆さまに心から感謝申し上げます。
勝毎花火大会の始まりは、創刊10年に当たる1929(昭和4)年8月にさかのぼります。世界的な金融恐慌の中、十勝毎日新聞社の創業者で初代社長林豊洲の「地域に明るさを取り戻したい」という願いから、北海道で最初の花火大会として開催にこぎ着けました。
本大会では、最先端のコンピューター制御技術による、花火・音楽・照明・映像を交えた演出に加え、会場の地形を最大限に生かしたワイドな打ち上げ、フィナーレは当大会の代名詞となっている「錦冠(にしきかむろ)」が夜空を金色に染め上げます。花火が持つ美しさ、華やかさ、力強さを余すことなく表現するとともに、勝毎花火大会だけが生み出せる国内最高峰の花火ショーをお見せできると確信しています。
今年のテーマは「衝動Capture」です。目の前で弾ける無数の花火、多種多様でダイナミックな演出が生み出す高揚感と、その一瞬の輝きを目や心に焼き付け、写真や記憶に残したくなる想いを表現。“衝動のままに感じ、最高の瞬間を記憶に残す” そんな体験を届けたいと思いを込めました。
最後になりますが、開催にあたりご協力をいただきます関係機関、協賛各社の皆さま、会場周辺の町内会、住民の皆さま、来場された皆さまのご理解とご協力を賜り、衷心よりお礼を申し上げます。これからも皆さまに愛され、永く記憶に残る花火大会となるよう、十勝毎日新聞社グループ一丸となって新たな挑戦を続けていく所存です。