北海道・十勝/NPO十勝文化会議「文化創造」

十勝で芸術文化を愛する人々が集い、十勝型文化を発信するために発足した十勝初の民間文化団体。

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バス見学会「空襲の記憶をたどる」の参加者募集

お知らせ

NPO十勝文化会議、十勝毎日新聞社は戦後70年の特別企画としてバス見学会「空襲の記憶をたどる~十勝最大の被害を受けた本別を中心に」を実施します。

▽日時 8月2日(日)午前8時半~午後5時(集合午前8時15分)雨天決行

▽集合場所 とかちプラザ東口前(帯広市西4南13)。自宅からマイカーで参加される方は、帯広市グリーンプラザ(帯広市公園東町3丁目9-1)前駐車場に集合下さい。バスが同駐車場に立ち寄ります。

▽コース 帯広の森掩体(えんたい)壕、幕別町・旧新田ベニヤ、池田町・旧第6野戦航空修理廠跡地を訪れ、本別町内では、歴史民俗資料館、銃弾痕が残る旧鉄橋橋台、本別高校の山内教頭殉職慰霊碑、軍馬鎮魂碑などを見学。

▽定員 30人(定員になり次第締め切ります)

▽参加料 2000円(中学・高校生は半額)希望者にはお弁当をあっせんします。

▽申し込み 十勝毎日新聞社事業局(0155・22・7555)

■参考記事
(2015年7月10日付十勝毎日新聞掲載)
NPO十勝文化会議と十勝毎日新聞社は、戦後70年の特別企画として8月2日に十勝管内の戦跡を巡るバス見学会「空襲の記憶をたどる-十勝最大の被害を受けた本別を中心に」を開催する。40人の死者を出した本別空襲で身内を亡くした本別町在住の被災者ら2人から話を聞き、戦争がもたらした惨事について理解を深める。
 本別では終戦の1カ月前の1945年7月15日の朝、米国空母の艦載機40機余りが飛来し、約1時間にわたって激しい銃爆撃を繰り返した。中心市街地は火の海となり、損壊した家屋は492戸、被災者数は1925人に上った。
 十勝では12市町村が空襲による被害を受け、61人が亡くなった。
 本別はこのうちの3分の2を占め、道内の空襲による死者数では室蘭、根室、釧路、函館に続く5番目の多さとなった。
 見学会で空襲について語る細岡幸男さん(84)は当時、旧制本別中学校(現・本別高校)の3年生。学校で空襲に遭い、2歳年上の兄、一男さんを亡くした。10年ほど前から小・中学生らへ本別空襲を伝える活動に取り組んでいる。
 もう一人の吉井誠さん(83)も同校1年生の時、学校近くの自宅で空襲を体験した。本別郷土史研究会会長、町文化財審査委員などを務め、空襲の被災者らから聞き取った話を基に当時の様子などを語る。
 町内では、空襲で亡くなった旧制本別中学校の山内三郎教頭殉職慰霊碑、機銃掃射で被弾した旧鉄橋の橋台などを視察し、本別町歴史民俗資料館では、広島市から借り受けた原爆資料を見学する。
 本別以外では、戦闘機を格納した掩体壕(えんたいごう、帯広)、機銃掃射の弾痕が残る旧新田ベニヤ(幕別)のコンクリート壁などへも足を運ぶ。
 十勝文化会議郷土史研究部会の飛岡久部会長は「戦後70年を経た今、空襲体験の話を直接、聞けるのは貴重」と話している。
 定員30人。参加料は2000円(小・中学生は1000円)。27日で受け付けを締め切る。
 参加の申し込み・問い合わせは十勝毎日新聞社事業局(0155・22・7555)へ。

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