前立腺肥大症 その2

明るい泌尿器科計画
前立腺肥大症 その2

駅前泌尿器科 吉原院長の「前立腺肥大症の治療について」

◆ ◆ ◆ ◆

前立腺肥大症の治療法としては、現在、薬物療法や手術療法が一般的です。薬物療法ではα交感神経遮断薬が最も良く使われています。この薬は肥大した前立腺で圧迫された尿道を広げる作用を持ち、比較的良く効きます。

しかし、前立腺を小さくする作用はなく一時的に良くなっても、止めると元に戻ってしまいますので、根本的な治療とはならないと思われます。また、男性ホルモンを抑えるホルモン剤は前立腺を小さくしますが、即効性はなく長時間服用するとインポテンツになったり、心臓や肝臓に負担がかかるなどの副作用の問題があります。

手術治療は20年前までは開腹して前立腺を摘出することが多かったのですが、現在ではほとんど行われず、TUR-Pといって内視鏡で肥大した前立腺を見ながら電気メスで削り取る方法が広く普及しています。この方法は熟練した術者が前立腺を完全に切除すれば最も治療効果が期待できます。

しかし、中途半端に肥大した前立腺を残すとかえって調子が悪くなったり、再手術を要する場合もあります。合併症として手術中の出血の問題があるので、心臓が悪い方や脳梗塞後で抗血小板剤を服用している方の手術は危険を伴います。

また、膀胱の出口もけずれてしまいますので、手術後性生活で精液が出ずに膀胱を逆流するいわゆる逆行性射精になることもあります。入院期間も短くて1週間、長ければ3週間くらい必要です。

また、手術後、約1ヶ月間は重いものを持ったり股に振動がかかると出血の危険もあり、通常の生活に戻るのに時間がかかります。結局、今までは薬による治療と切除療法の間には治療効果とそれに要する時間などの差が大きすぎる点が問題とされてきました。

そこで、このギャップをうめる治療としてレーザー療法や後温度治療が注目されてきています。その特徴としては日帰り治療や一泊治療が可能で、治療後すぐに社会生活に復帰できる点があげられます。そして一方では切除療法に匹敵する効果が得られる治療法もあります。

これらの療法についてくわしくお話しましょう。→ → → → → →前立腺肥大症の新治療へ