前立腺肥大症 その2

 

レーザー療法の
仕組みや利点について教えて下さい。

明るい泌尿器科計画
前立腺肥大症 その2

外来・日帰りで手術できる出血や副作用の少ない安全な治療法です。

 レーザー療法の仕組み

 

前立腺肥大症の治療後に、高周波の電流に代えてレーザーを使用する新しい方法は、1990年代に入ってから積極的に研究や開発がなされました。

特に有望視されている尿道冷却高温度治療法(プロスタレーズ)について説明しましょう。

使用するレーザーは、低周波のNd-YAGレーザーです。同じ電磁波であるマイクロ波と、このNd-YAGレーザーとの大きな違いは、熱の発生の仕方です。マイクロ波は主として身体の組織の中の水に吸収されて、水分子の振動によって熱を生じます。Nd-YAGレーザーの光は、主にタンパク質に吸収されて発熱がおこるのです。

これはどういうことに影響するかと言うと、レーザー光の方はバルーン冷却水を潅流して尿道を冷却することによって、尿道の疼痛を感じなくすることができるわけです。さらに尿道でレーザーによる熱が奪われることを防ぎ、かなり深い部分まで熱が到達し、組織を凝固、壊死させられるのです。

 

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 レーザー治療の方法

 

 

 

 

 

治療の方法としては、照射の範囲が360度可能なバルーンの中のレーザーの器具を、尿道から挿入します。その際、直腸からエコーによって前立腺の大きさや、挿入の位置を確かめながら行います。

レーザー光照射中の前立腺内の温度も適正に管理されるような仕組みになっています。

前立腺内の組織が55度以上に過熱されると、細胞の破裂などによる組織は凝固し、破壊されて縮小がおこります。 そこにバルーンでちょっと圧力が加わると組織の縮小効果はより高まります。その結果、尿道に障害なく、尿道を拡張するという大きな効果が得られるわけです。

尿道粘膜に痲酔をかけて治療を行いますが、治療時間は約40分から60分。外来での治療が可能です。無痛治療を希望される場合は、1泊してサドル痲酔(腰椎痲酔の一種)で行います。

なお、プロスタレーズは、この尿道冷却高温治療のほかに尿道非冷却高温度治療、尿道(非)冷却低温度による温熱療法の3つの治療機能を備えているので、今後の治療技術の向上に高い期待が持てるものと言えましょう。

 

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 レーザー治療の利点

 

 

 

 

 

この治療法の利点は、

1)治療中、治療後の出血が極端に少ない

2)手術時間が短い、尿道や直腸に熱による疼痛をはじめ合併症がない、外来でできる、などで患者への苦痛や負担が少ない

3)適応患者の幅が広い

4)副作用(尿炉感染、尿道狭さく、逆行性射精など)が少なく、安全で治療効果が高い

5)術後が患者の血液や体液に汚染される心配がないため、肝炎やHIV感染の恐れがない

6)治療がコンピュータ管理できるために技術の修得が容易である

・・・などがあげられます。

 

次は何を見ますか?

次はレーザー療法の治療の内容、です

高山泌尿器科がお送りしています