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十勝毎日新聞社ニュース

十勝ロケ 最多ペース 撮影協力すでに48件

  • 2017年12月5日 13時34分

 映画やドラマの撮影を誘致する「とかちフィルムコミッション連絡協議会」(関口好文代表理事)による今年度の撮影(ロケ)協力件数が過去最高を更新しそうだ。昨年、全国規模の商談会に初めて参加して十勝の知名度向上を図ったことも功を奏し、昨年度から急激に伸び、今年度も11月末時点で48件。直近では、2019年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「夏空」の舞台に十勝が選ばれ、地域経済への波及効果にも期待が高まっている。

「全国ロケ地フェア」にとかちフィルムコミッション連絡協も出展してPRした

 同協議会事務局の帯広観光コンベンション協会によると、過去5年間の推移では、2012年度から15年度まで20件程度とほぼ横ばい。この間、帯広農業高をモデルにした人気漫画が原作の映画「銀の匙(さじ)」(14年3月公開)をはじめ、大型の撮影にも協力してきた。

 昨年度は過去最多の50件と飛躍的に数字を伸ばし、旅番組を中心に帯広競馬場でのロケが目立った。今年度はこのペースを上回る勢いで、人気バラエティー番組や大手携帯電話会社のCMなどのロケ地にも活用され、俳優の大杉漣さん(66)や、お笑い芸人の志村けんさん(67)といった“大物”が例年以上に十勝入りしているという。

 また、2年後の2019年4月から放送予定の朝ドラ「夏空」は、女優の広瀬すずさん(19)がヒロインを務めることが決まり、来夏から撮影に入る予定だ。

 ここにきて十勝にスポットライトが当たりだした背景には、同協議会の初の試みがある。昨年2月、全国のフィルムコミッションが一堂に会する「JFC全国ロケ地フェア」に参加。今年1月のフェアにもブースを出展して売り込み、日本テレビ系列の長寿番組「はじめてのおつかい」(7月17日放送)に結び付けた。

 フィルムコミッションの役割を担う機関は道内に10あり、道東地区では帯広のみ。NHK制作局の磯智明チーフ・プロデューサーは、「夏空」の舞台に十勝を選んだ理由の一つに「こちらの希望に添うようセッティングを試みてくれた。実績も含めて窓口の対応が丁寧だった」と明かす。

 制作サイドでロケ地は選定中だが、「撮影期間中の直接的な経済効果は数千万円単位に上る」と関係者はみる。俳優陣やスタッフなどを含む約60人が十勝で60日間にわたってロケを行った場合、宿泊費を1泊7000円、食費を1日3000円と仮定すると、これだけで消費総額は3600万円となる。

 帯広観光コンベンション協会の櫻井政宏事務局長は「単純に3600人のコンベンション誘致に匹敵するが、映像の露出による2次、3次的な波及効果は計り知れない。番組終了後もロケ地巡りなどの観光振興につながる」とし、「これにとどまらず、増え続けているオファーに対して積極的に受け入れ支援をしたい。こちらからネットワークづくりにも動いていく」としている。

<とかちフィルムコミッション連絡協議会>
 十勝管内の自治体や観光関係など49の団体による“オール十勝”の受け入れ態勢で、2004年に発足。撮影場所の誘致や紹介、エキストラの募集などを行っている。

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