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十勝毎日新聞社ニュース

カレンダーで十勝発信

  • 2017年11月13日 13時41分

出来上がったばんえいカレンダーを手にする小久保巌義さん

 来年のカレンダーが店頭に並ぶ中、十勝在住のカメラマンが撮影した写真も全国発売のカレンダーを飾っている。帯広市在住のフリーカメラマン小久保巌義(みちよし)さん(42)は、ばん馬をテーマにした作品を発売。十勝のアマチュアカメラマンの団体「フォトクラブ昴」会員2人の入賞写真も来年の暦を彩ることに。十勝や道東の魅力を全国に発信できる、またとない機会となりそうだ。

ばん馬テーマに小久保さん
 小久保さんの写真でつづるのは、ばんえい競馬2018年カレンダー「命、輝いて」。「生まれたばかりの子馬を慈しむ母馬の表情が美しい」などとファンも注目。小久保さんは「ばん馬の力強さとかわいさを感じてほしい」と話す。

 B4サイズの見開き28ページで、デザイン会社のハクバオウジ(本社東京)が企画・製作。生まれたばかりの子馬と母馬の触れ合いや迫力あるレース、雲海にたたずむばん馬の群れなど、ばん馬の魅力あふれる50枚を掲載している。

 小久保さんは1975年茨城県生まれ。小学3年生ごろから写真を撮り始め、地元の高校卒業後は千葉県内でディーゼル機関車の運転士として勤務しながら鉄道や航空機の撮影を楽しんだ。競走馬の美しさを凝縮したCMを見て触発され「自分も撮りたい」と、近くの競馬場に通った。

 初めてばん馬を見たのは2004年の暮れ。以前から気になっていたばん馬を見たくて、飛行機に飛び乗り帯広へ。実物は「迫力が違う。大きな馬が第2障害を越える姿に感動した」という。

 以来、道内の競馬場を年に数回訪れ、岩見沢記念を3連覇したアンローズ号にほれ込み、引退後も牧場に足を運んでシャッターを切った。

 12年に一念発起し、千歳市でフリーカメラマンとして出発。16年に帯広に移住し“馬”をテーマに撮影する。ドラフトホースと呼ばれる重量級の馬に的を絞り、青森県・下北半島で県天然記念物として保護される大型馬「寒立馬(かんだちめ)」を題材に発表した作品は、国内外でファンの心をつかんだ。

 カレンダーは10月から帯広競馬場内の売店など、国内5競馬場ほかで販売。インターネットではアマゾンのほか、ハクバオウジのホームページなどで購入できる。

 価格は1620円。売上金の一部はNPO引退馬協会の「引退馬再就職支援プログラム」に寄付する。

掲載されたカレンダーを持つ松崎さん(左)と入賞作品を手にする村田さん

全国コン入賞作
フォトクラブ昴会員 松崎さん、村田さん

 十勝管内のカメラ愛好者団体「フォトクラブ昴」(田澤米子会長)会員の松崎紘一さん(74)=新得=、村田浩一さん(51)=音更=の作品が全国規模のフォトコンテストで入賞を果たし、来年のカレンダーに使われることが決まった。松崎さんは「ドラマチックな瞬間が評価された」、村田さんは「上位入選は初めてでとてもうれしい」と受賞を喜んでいる。

 松崎さんは「第36回NHKワールド2018年カレンダー・フォトコンテスト」(NHK主催)に、新得町トムラウシで川を渡るエゾシカの作品を応募。金賞1点、銀賞1点に次ぐ優秀作品賞に選ばれた。

 町屈足で歯科医師として活躍し、毎日のように診療所から30分ほどのトムラウシ周辺で撮影を行う。入賞作品は昨年7月、雨で増水し濁った茶色の水と、上流からの透明な水がグラデーションを描いた川を、足跡を付けながら渡るエゾシカを捉えた。一瞬の出来事を撮影した躍動感のある作品で、「絵画のよう」と評判に。松崎さんは「これからも決定的な風景写真を、魅力あるトムラウシ渓谷で撮りたい」と語る。

 村田さんは農業機械のクボタ主催の「第12回クボタフォトコンテスト」で、1900点の作品から最優秀賞1点、優秀賞2点の次に贈られる特選を受賞した。

 入賞したのは昨年秋に撮影した、釧路市内の阿寒川の滝を紅葉と霧で幻想的に写し出した作品。10年ほど前から何度も通い、「今まで何回か朝霧は出たが、このときが最高の瞬間だった」と振り返る。新たな撮影意欲も湧いてきたといい、「誰も見たことのないような良い写真を狙っていく」と意気込んでいる。

 2人の作品は両コンテストのカレンダーに掲載され、全国発売される。

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