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修学旅行スマホなし 大阪の高校が十勝農家民泊で

  • 2017年10月20日 13時59分

スマホの代わりにデジカメで記録する高校生(鹿追の三部牧場で)

 スマホを持たずに農家民泊を-。本州の高校生が、修学旅行で十勝の農家に泊まる「農村ホームステイ」(NPO法人食の絆を育む会主催)で18、19の両日、スマートフォンや携帯電話を引率教諭に預けて民泊する初の試みがあった。都会の高校生が1次産業で働く人とじっくり向き合い、インターネットができない非日常を体験する中で、感性を研ぎ澄ませる機会となった。

 民泊したのは大阪府立牧野高校(大阪府枚方市)の2年生396人。修学旅行は18~21日、十勝管内と小樽市内を巡る。このうち1泊2日は管内13市町の126戸に分かれて民泊した。

 学校で7月、保護者を対象に集会を開き、修学旅行の行程を紹介。担当の夏原毅之教諭が、農家民泊をしても携帯電話を手放さず農家との交流がおろそかになった事例を挙げた時に、保護者に意見を聞いたところ、民泊中、学校が預かることに賛同を得た。

 生徒の体調や保護者の意向を確認した上で、約9割の生徒が24時間(1泊2日)、引率教諭に預けた。学校では記念写真はスマホに代わってデジタルカメラで行うよう呼び掛けた。

 鹿追町で酪農を営む三部牧場の三部正司さん(62)宅では男子生徒3人が搾乳や給餌、子牛の出産立ち会いを体験。三浪裕作さん(17)はスマホの画面を1日平均1、2時間開いてゲームや調べ物、友達とのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で使っており、「すぐに調べられないから考えたり、人に聞いたりする時間が増えた。常に手元にあるものだが、なくても生きていけないことはない」と受け止めていた。三部さんは「体験に集中できる」と歓迎していた。

 夏原教諭は「保護者懇談でも携帯やゲームに困っているという声も聞く。せっかくの体験の中に日常を持ち込まないことで、新しい感性が芽生える可能性がある」と効果を期待していた。

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