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十勝毎日新聞社ニュース

更別のスモモ不作 栽培地造成検討も

  • 2017年9月20日 13時42分

 「さらべつすももの里」(村更別南4線)に植えられているスモモの実を使った加工品が年々増加する中、8月に実の収穫を迎えた。しかし、今年は収量が少なく、予定した加工品の製造を見送った業者も。里を管理する村は加工品増を受け、19日の村議会で新たな栽培地造成の検討を示唆した。ただ、村が以前のオーナー制度から引き継いで管理を担っている現状があり、安定的な生産を図るには管理の在り方が問われそうだ。

加工品の種類が増加しているスモモ

 里は市街地東側のどんぐり公園内にあり、3ヘクタールに約1000本を植栽。今年は8月中旬、村や大量の実を加工する3事業所が収穫したが、収量は前年を下回った。実の収穫は例年、村などの収穫後に一般向けにも開放するが、今年は住民向けの周知を見送った。

 さらべつ産業振興公社は今年、ワインやアイスクリームを発売。来年は新たなワインの開発も検討し、前年の3倍の収穫を予定した。渡邊孝明係長は「例年は赤くなる実だけを収穫したが、晩生(おくて)の黄色くなる実も合わせて前年並みをようやく確保できた」と話す。ワインは今年と同様の製造にとどめることにした。

 栽培当初は有志が村内外のオーナーを募り、木を管理してきたが、2007年にオーナー制度終了後に村が管理を継承した。実の活用として加工用への提供を始め、更別農業高校が07年に飲むヨーグルトを開発したのをきっかけに、ここ数年で加工品の種類が増加している。

 村産業課の本内秀明課長は「数年に1回は不作の年があったが、加工品が増えてからは初めて」と話す。また、栽培から30年がたち、木の老化も見られる。今回の不作で、将来的な原料確保への不確実性が浮き彫りとなった形だ。

 19日の村議会一般質問で、西山猛村長は「加工用のスモモ確保が苦しくなっており、新たな果樹園の整備が必要」と述べた。ただ、ある販売業者は収穫時期が合わず、落下して腐った実も多い現状を指摘。「行政の努力もわかるが、果物の安定的な生産を担うには限界があるのでは」と話す。

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