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十勝毎日新聞社ニュース

貴重な戦争関連品収蔵 昭和ナツカシ館 帯広

  • 2017年7月30日 13時39分

「呑龍」のタイヤ(手前)や防火團のメガホンなどを収蔵する参納さん

 帯広市内の私設博物館「昭和ナツカシ館」(西13南12)に、爆撃機のタイヤや防火團(だん)のメガホンなど約100点の戦争関連品が収蔵されている。参納弘義館長(77)は「戦争の愚かさを伝えるには実物を残していくことが大切。平和のために何ができるのか、一人ひとりが考える機会になれば」と願う。

 存在感を放つのが太平洋戦争時の日本軍爆撃機「呑龍(どんりゅう)」のタイヤ。直径約80センチと巨大で、「空気は抜けておらず、今でも使えるだろう。感動するほどしっかりした製品」と参納さんは驚く。

 10年ほど前に池田町の農家から譲り受けた。旧帯広飛行場で使われ、終戦後は馬車の車輪用に農家が保管していたと推測する。

 ブリキ製の長さ約30センチのメガホンには「西一・八 防火團」の文字が。市内西1南8の町内会が、空襲に備えた防火訓練などに使用したものと考えられている。

 他にも、「検閲済み」の印が押された戦地から十勝の家族に宛てた手紙、戦闘機の絵が描かれたたばこの箱、軍歌を流すために使われたSPレコード蓄音機などがある。

 参納さんには、戦争のつらい記憶がある。市内西2南8にあった実家は1945年7月、家屋密集地帯に避難所を造る「強制建物疎開」の名目で国により解体された。

 参納さんは「政府が国民をあおり、洗脳する異常な時代だった。歴史を顧みて、平和の道を考えていくべきだ」と訴える。

 参納さんは、8月5日午前10時半から帯広市図書館で開かれる「語り部の会」(市など主催)で講師を務め、戦争関連品を紹介し、戦争の記憶を語る。

 参加無料。問い合わせは市市民活動推進課(0155・65・4130)へ。

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