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ロケット29日打ち上げ 大樹・インターステラ社

  • 2017年7月7日 14時22分

打ち上げるロケットの模型を前に撮影に応じる稲川社長(左から3人目)と堀江取締役(同4人目)ら

 インターステラテクノロジズ(IST、本社大樹町、稲川貴大社長)は6日午後、都内のDMM.com本社で記者会見を開き、観測ロケット「MOMO」の初号機打ち上げを29日に行うと発表した。高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指しており、成功すれば国内民間企業単独では初めて。稲川社長は「打ち上げに成功して、技術蓄積の一歩になれば」と話した。

 打ち上げは大樹町浜大樹の実験場で午前10時20分~午後0時半に行う予定。天候不良などに備えて29日午後と30日を予備日とする。

 MOMOはエタノールと液体酸素を推進剤とする液体燃料ロケット。全長は10メートル、推進剤を含んだ重量は1150キロ。最大20キロ程度の機器を搭載でき、約4分間程度の微少重力環境が得られる。大気、宇宙観測、技術試験、企業・商品広告などで利用できる。

 今回は、宇宙空間への到達のほか、機体やエンジン、姿勢制御、通信機器の実証試験として行う。

 東南東の太平洋に向かって打ち上げ、予定通り進めば、約240秒で目標高度の100キロに到達。その後落下を始め、約400秒後に打ち上げ地点から沖合50キロに着水する。機体は大樹漁協の協力を得て、回収を予定している。

 一般には打ち上げ地点から3キロの町内の高台に有料観覧席を設けるほか、町多目的航空公園でパブリックビューイングを行う予定。

 創業者の堀江貴文氏は「今回の打ち上げは、われわれにとってデスバレー(死の谷)で、越えれば大きなステップになる。すごいパワーを初号機にかけている」とし、「ロケット打ち上げは、理屈ではない高揚感がある。ぜひ見に来てほしい」と語った。

 同社は超小型人工衛星の格安打ち上げサービス開始を目指すベンチャー企業。2005年に、前身組織で、民間での宇宙開発を目指す「なつのロケット団」を結成、13年には大樹町にISTを設立し、開発を進めてきた。今年5月には宇宙空間到達までに要する120秒のロケットエンジン燃焼に成功し、必要な技術を完成させていた。

 会見には稲川社長、堀江氏、初号機のスポンサーのDMMホールディングスから松栄立也社長、ISTと業務提供する丸紅の岡崎徹航空宇宙・防衛システム部長、北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)の伊藤献一特任理事らが出席した。

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