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十勝毎日新聞社ニュース

木造伝統工法のモデルハウス建設 足寄

  • 2017年5月31日 13時48分

6月10、11日に一般公開されるモデルハウス。手前は木村社長

 木村建設(旭町4、木村祥悟社長)は、町内南4ノ5ノ3に、木組みの「木造伝統工法」によるモデルハウスを建設している。すべて大工の手加工で、設計から施工まで手掛ける会社は道内でも珍しい。同社は同工法の価値と宮大工の技術を広めたい考えだ。

 木造伝統工法は日本の伝統的な大工技術を駆使した家の造り方。構造部は極力、くぎや金具を使わず、「刻み」をつけた木と木を組み合わせて組み立てる。同工法の住宅の割合は国内で1%程度とされる。

 木村社長(36)は20代のころ、京都の宮大工で5年間、神社仏閣を中心にノウハウを学んだ。「会社として公共事業が多いが、今後は民間事業、住宅へのシフトも考えている。何より技術を広めたい」と話す。

中央部は大黒柱のケヤキ。木組みによる伝統工法が施されている

 伝統工法による今回の住宅は同社初の試みで、木村社長が設計、自宅として建設する。同社の熟練した大工が手掛け、1階にリビングや和室、2階は3部屋あり、延べ床面積は155平方メートル。同規模の住宅なら建築費は3000万円程度という。

 2階まで通るケヤキの大黒柱は7寸角(21センチ角)、梁(はり)は7メートル20のナラを使用した。骨組みとなる構造材は十勝産カラマツ無垢(むく)材を使用。木の総量も一般住宅の20立方メートルに対し、25立方メートル以上と多い。

 木造伝統工法は、カラマツであればねじれの調整など、木の性質を見極める力が鍵を握る。木村社長は「宮大工の技術を継承するため人も育てたい。気密性能などを高めれば寒さにも強く耐震性もある」と語る。

 モデルハウスは6月10、11日に一般公開する。問い合わせは同社(0156・25・2529)へ。

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