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アレルギー対応 中華で 帯広の「神龍」考案

  • 2017年2月19日 13時45分

3大アレルゲンの入っていない中華料理を考案した平松さん。手にするのはチャーハン、かに玉、杏仁豆腐

 卵なしのかに玉や、牛乳を使わない杏仁豆腐-。帯広市内のチャイニーズレストラン「神龍(シェンロン)」(東6南16)の店主平松一海さん(50)が、卵、乳、小麦の3大アレルゲンを使わないアレルギー対応の中華料理を考案した。事前の相談をもとに同店で提供している。地元の市民団体「アレルギーを考える会」(村上尊子会長)の研究会員で自身も卵アレルギーに悩まされた時期があるだけに、「アレルギーがあっても外食を楽しんでほしい」と願う。17~23日はアレルギー週間。

 平松さんは帯広生まれの幕別育ち。16歳で市内の中華料理店「美珍樓」に見習いで入り、18歳の頃に東京の中華料理店へ。神戸や大阪などでも働き、30歳の頃地元に戻って帯広ワシントンホテル(当時)「桃園」の副料理長に。その後、十勝川温泉笹井ホテルやホテル日航ノースランド帯広、芽室・新嵐山荘での勤務を経て、昨年7月に神龍を開いた。

 卵アレルギーになったのは5年ほど前。体のかゆみが治まらず、1年ほど卵を断って克服した。「料理人としてアレルギーで困っている人の役に立ちたい」と2015年、同会に加入。村上会長らの助言で料理を試行錯誤し、3大アレルゲンを用いない、かに玉やチャーハン、ラーメン、杏仁豆腐を考案した。

 かに玉は卵の代わりに湯葉を使用。豆乳にクチナシの実を漬けて蒸すことで黄色い色素を出し、そこにカボチャパウダーを加え「卵の黄色」を表現した。チャーハンでは卵を抜き、たんぱく質を補うために豆腐を活用。小さくちぎり、天然色素で黄色く色づけた。杏仁豆腐は牛乳の代わりに豆乳を使い、ラーメンは小麦粉ではなく米粉で麺を作った。化学調味料や合成着色料も一切使わず、調理工程で香ばしさを加えるなど味付けに工夫を凝らす。

 これまで、同じく研究会員のナチュラル・ココ(市内西10南1、伊藤こころ店長)でも、要望があれば和食や洋食でアレルギー対応食を提供してきた。村上会長は「中華料理での対応食は十勝初。アレルゲンを除去するだけでなく、栄養を考えて代替品を入れ、大満足できる味になっている」と太鼓判を押す。

 事前に相談があれば、それぞれのアレルギーに対応する。平松さんは「人によってアレルギーの症状はさまざま。気軽に相談してほしい」と話している。問い合わせは同店(0155・40・9344)へ。

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