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十勝毎日新聞社ニュース

高橋さん小野田昭賞 全書芸展 帯広

  • 2017年2月14日 14時24分

小野田昭賞を受賞した高橋さんと柴田さん(前列右から)、入賞した飯澤さん、永田さん(後列右から)

 全国公募の「第45回全書芸展」(全日本書芸文化院主催)で、十勝から出品した高橋玲光(本名・こずゑ)さん(58)=帯広=が展覧会委員の部(常任理事・理事・師範)最高賞の小野田昭賞(漢字)に輝いた。北方書学院(帯広)を主宰する柴田清泉さん(93)の門下生として、十勝から2年連続の最高賞受賞となり、関係者は喜んでいる。

 同展には展覧会委員の部約400点など約1600点の出品があった。帯広市内で玲光書院を主宰する高橋さんは、前回展の無鑑査の部で準大賞を獲得し、展覧会委員に推挙された。

 今回出品したのは、王羲之(おうぎし)の書状集「喪乱帖(そうらんじょう)」。行草書体で、手紙に記された悲しみや嘆きの心情、心の変化を表現した。

 最高賞受賞に、「いかに3幅を一つの作品として表現するかを心掛けた。自分の中では書き切った思いがあった。(受賞は)指導いただいた講師の方々、柴田先生のおかげ」と話している。

 柴田さんは「高橋さんは努力を重ねる人。始めから終わりまで一貫した精神で書かれ、特に3幅目は空間の取り方がすばらしい」と評価している。柴田さんの門下生では前回展で須藤蘭雪さん(足寄)が小野田通平賞を受賞しており、2年連続の栄誉となった。

高橋さんの受賞作品

 受賞作品は、5月に帯広で開催される「新生展」でお披露目される。高橋さんは「これからも違う形の書に挑戦し、生涯をかけて書を極めていきたい」と抱負を語っている。

 このほか十勝からは、飯澤澄佳(同・信子)さん(57)=広尾=が文化院奨励賞(1部臨書)を受賞。永田佐和(同・さわ子)さん(66)=池田=が文化院準奨励賞(同)を受賞した。

 師範の資格を持つ飯澤さんは、畠山千峯さん(帯広)に師事。奨励賞は3回目で今回は王羲之の「初月帖(しょげつじょう)」を出品し、「筆の動きが難しかったが、講習会に参加して先輩方のアドバイスで書き上げた」と話す。

 同じく師範の永田さんは、嵯峨天皇の「李きょう詩(りきょうし)」で受賞。半紙部門の「第66回全国書道コンクール」の特別賞(漢字)、「全国書初大会」の師範の部特別大賞も受賞し、「李きょう詩は力強さが好きで書いてきたが、今後は新たな挑戦もしたい」と意欲を示している。

 全国書道コンクールでは、池浦白鳳(同・志和)さん(89)=帯広=も特別賞(漢字)を受賞。孔子廟堂碑の文字を出品し、「なかなか頂けない賞。楷書をきっちりと強弱をつけて書けた」と喜んでいる。

 十勝勢の活躍に柴田さんは「帯広・十勝は全書芸を設立した桑原翠邦先生の出身地であり、書はなくせない土地。熱心な方々が立派に指導している」と喜んでいる。

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