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新得のふるさと納税 特典に“手作りの音”

  • 2017年1月12日 13時47分

 新得町は、ふるさと納税の寄付に対する返礼品を拡充した。30万円の寄付に対しては町在住の職人稲葉博さん(72)が受注製作する音楽観賞用スピーカー(非売品)をプレゼントするなど、高額寄付への特典品を新たに設けた。町観光協会は「新得の食のみならず、ものづくりや観光分野でもアピールしていきたい。寄付金額の増額につなげていく」としている。

ふるさと納税返礼品の目玉として加わった手作りスピーカーと稲葉さん

 これまでの返礼は3万円以上の寄付が上限で、商品は食べ物が中心だった。昨年12月にサホロリゾートスキー場の北斜面エリアで新コースがオープンしたことから、今回は6万円以上の寄付返礼品として「十勝サホロリゾートペア宿泊プラン」(同スキー場リフト・ゴンドラ2日券付き)を追加、30万円以上には音楽観賞用スピーカーも贈ることにした。

 スピーカーを製造する稲葉さんは、町内で建設会社を営んでいた。音楽好きが高じて仕事を引退後、友人で富山医科薬科大和漢研究所薬学博士だった松繁克道さん(故人)と手作りスピーカー専門の「松稲(しょうとう)工房」(町北新得)を設置。以来十数年間“感動する音”を求めてオリジナルのスピーカー作りを続けている。縦が2メートルもある巨大な平面バックル形やパイプスピーカー、建設現場の鉄骨柱を使ったスピーカーなどユニークなものも多く、自ら音楽を楽しむとともに愛好者も多く訪れ、数台は販売もした。

 ふるさと納税の特典として手掛けるスピーカーはフルレンジで、道産シラカバの間伐材を使用している。木材の切り出しから組み立て、接着、塗装、布で磨いてのつや出しまで自ら行う。最終工程はユニットの組み込みと音の調整で、完成までに約1カ月半かかる。

 スピーカー内部には音の“雑味”を消す吸音材を入れたり、高中低音のバランスを保つためダクトの長さを熟練の感覚で調節したりと「独自のアレンジも加えている」という。稲葉さんは「1台ずつ納税者へ感謝する思いを込めて作りたい。手作りの温かさを感じてほしい」と話している。

 詳しくは新得町ホームページ、または同協会(0156・64・0522)へ。

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