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「合宿」中学生、滑れず 明治オーバル 帯広

  • 2016年12月18日 14時02分

 明治北海道十勝オーバルを練習拠点に、17日から計画された十勝中体連スピードスケートクラブ(桜井知克士代表)の強化合宿が、リンクを管理する市文化スポーツ振興財団(金澤耿理事長)の滑走許可が下りずに中止となった。リンクの利用区分に関する財団側と利用者の認識のずれが原因で、同財団は「利用案内がわかりづらい部分や周知不足な面があった」と認め、近く改善策を帯広スケート連盟(細川吉博会長)と協議する。

明治北海道十勝オーバルの入り口に設置された電光掲示板には当日のリンクの利用案内などが映し出されている

 同クラブは、北海道中学校スケート大会(1月6~8日・釧路市)に向けた技術練習とコンディションづくりを目的に、17日から1泊2日の日程で強化合宿を計画。管内の中学生約100人が参加していた。同日午前9時半に宿泊予定の帯広の森研修センターに集合。宿泊組と宿泊しない2班に分かれて午前は陸上トレーニングで汗を流し、正午からリンク練習を行おうとした。

 同財団によるリンクの利用案内では、同日正午から午後1時40分までは「競技者専用開放(合宿者)」となっていた。利用区分にはこの他、「NTC(有資格)」「競技者専用(小学生)」「同(中学生以上)」「一般開放」などがあり、1カ月の予定表はホームページやリンク入り口の電光掲示板で公開され、窓口でチラシも配布している。

 ただ、同財団は「合宿者」を地元外から訪れるインカレ出場学生や道外の上級競技者らと定め、十勝在住者の利用は想定していなかったとする。一方、同クラブは自分たちも「合宿者」と判断してリンク練習を始めたが、同時間帯にインカレに出場予定の東京の大学スケート部の選手5人が滑走しており、「人が多すぎて練習にならない」と同財団にクレームが入り、地元の中学生らの練習は途中で取りやめとなった。

 財団側は「合宿者」の定義を広く周知しておらず、リンク利用は予約や窓口での申し込みも不要だった。現場では、「合宿者」の判別はその都度、財団職員が窓口で行っていたという。

 同クラブの桜井代表は「地元の子どもらが自由に使えないリンクとは」と財団の対応に不満をこぼす。ただ合宿に当たり、同財団への事前連絡や調整はしていなかった。宿泊組の参加料(4000円)は後日、全額返金する予定。

 同財団は国際大会も行われるリンクとして厳格な利用ルールを設けたが、一般市民への周知不足がトラブルを招いた形。同財団は今後改善を進める考えで、松井敬一スポーツ部次長は「結果的に多くの人にご迷惑を掛けることになってしまった」と話している。

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