HOME 十勝毎日新聞社ニュース TPP~手続き優先「残念」 農業関係者ら疑問の声
   | メール配信登録  twitter facebook |

十勝毎日新聞社ニュース

TPP~手続き優先「残念」 農業関係者ら疑問の声

  • 2016年12月10日 13時34分

 TPPと関連法の国会承認に、慎重審議を求めていた管内や道内の農業関係者からは落胆や批判の声が聞かれた。米国のトランプ次期大統領が離脱を表明し、発効が困難とみられる中での承認手続きへの疑問も出た。

 TPP承認と関連法案は4月の通常国会で審議入りし、11月には帯広市で参院TPP特別委の地方公聴会が開かれた。衆参両院の審議は130時間を超えたが、所管大臣の失言などで空転し、地元関係者からは「議論が深まったとは言えない」との声が聞かれた。

 JA北海道中央会の飛田稔章会長(幕別)は「TPPに対する生産者の不安は払拭(ふっしょく)されておらず、国民の求めている十分かつ丁寧な国会審議よりも批准手続きを優先した政府・国会の姿勢は甚だ残念」とのコメントを発表。今後想定される日米FTA(自由貿易協定)や日欧EPA(経済連携協定)の行方を注視する考えを示した。

 管内30団体でつくるTPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議の高橋正夫代表(十勝町村会長)は「アメリカが明確に参加しないという意思を示している時に、このような議決には非常に疑問を感じる。国民の暮らしに関わることで、このまま承認しないよう、情報開示を含めて説明を求めてきただけに残念に思う」と述べた。

 十勝地区農協組合長会の有塚利宣会長は「TPPがあってもなくても、どの政権であっても農業の構造、体質を強くすることが日本の将来の課題だ」とし、生産額や食料自給率向上につながる農業対策を求めた。
(安田義教、道下恵次)

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
6~12時 12~18時
28日の十勝の天気
最高気温
23℃
最低気温
11℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み