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十勝毎日新聞社ニュース

足寄の卓球台リオ“参戦” 三英TTF製 五輪採用

  • 2016年7月19日 14時08分

 リオデジャネイロ五輪・パラリンピックの卓球競技で、足寄町の「三英TTF(テーブル・テニス・ファクトリー)」事業所(新町2、吉澤今朝男執行役員工場長、社員15人)が製造した卓球台が使われる。職員たちは日本選手の活躍を願い、晴れ舞台で自社製品が世界に発信されるのを心待ちにしている。

リオ五輪で使われる卓球台「インフィニティー」と三英TTF事業所の職員。天板色は森林をイメージした。前列左から3人目が吉澤工場長


 同事業所は卓球台製造の国内最大手「三英」(本社千葉県流山市)の専門工場。研究・開発から製造まで一貫工程で、国内に流通する卓球台の75%のシェアを誇る。年間製造台数は約5000台。日本卓球協会(JTTA)の公認卓球台として全日本選手権では40年以上にわたり使われ、過去4回の日本開催の世界選手権でも使用実績がある。

 世界のライバルメーカーに競り勝ち、リオ五輪組織委員会から公式プロバイダーに指名された。同社の卓球台が五輪に採用されるのは1992年のバルセロナ大会以来24年ぶり。五輪・パラ五輪期間中、メンテナンス要員として同事業所からそれぞれ1人ずつ現地に入る予定。

 提供する卓球台は、リオ五輪仕様の最高級品「インフィニティー(無限の意)」14台(パラ五輪用含む)とウオーミングアップ用を兼ねた試合用台30台。

 インフィニティーの天板色は、ブラジルのナショナルカラーの緑と青の中間色。自然やアマゾンの森林をイメージし、フランス語で「レジュブルー(青い瞳)」と命名した。従来の濃紺色とは異なる、同社が開発した世界初の色調だ。

 国際映像を通じ全世界に放映されることから、何度もカメラテストを行い、色を調整した。脚部は鉄でなく、岩手県産ブナ材を使用。ボールの軌道をイメージした放物線をデザインし、木が持つ自然な優しさと躍動感を表現した。

 天板は薄い板を13層(25ミリ)に重ね合わせる。ボールのバウンドが均一で、技術力は国内外のトップ選手が認める。吉澤工場長(48)は「選ばれたことは光栄。事業所が積み上げた技術の粋を集めた自信の製品。『あの台でプレーしたい』『うまくなってあのコートでやってみたい』と感じてほしい」と話す。

 インフィニティーはすでに代表選手が練習する「味の素ナショナルトレセン」(東京)に納めており、「使い慣れてアドバンテージがある」と日本選手のメダル獲得に期待を寄せる。

 足寄町卓球連盟の金子邦夫会長(71)は「地元としてこんなにうれしいことはない。天板の色はオンネトーの湖面の色にも似ている。五輪を契機に足寄でも卓球への関心が高まり、普及のきっかけになれば」と話している。

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