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十勝毎日新聞社ニュース

アイヌ語十勝方言を特集 ラジオ講座

  • 2016年6月11日 13時53分

 アイヌ語の普及・啓発を目的に1998年から続くラジオ講座で今年度、十勝方言が紹介されている。講師は十勝関係者が務めている。十勝方言は研究者が少なく、同講座で蓄積される音声やテキストは貴重な資料となる。関係者は「アイヌの言葉や文化を身近に感じてもらう機会になれば」と期待している。

ラジオ講座のテキストを手に「アイヌ語を身近に感じてほしい」と話す荒田このみさん(右)。左は夫の裕樹さん

 「アイヌ語ラジオ講座」はアイヌ文化振興・研究推進機構が企画し、STVラジオで放送(毎週日曜の午前7時から15分間)されている。ホームページ(HP)で過去の放送を無料で聴くことができ、テキストも入手できる。

 ラジオ講座で十勝方言を扱うのは2000年以来。帯広出身の川上容子さん(38)=札幌在住=が講師となり、同機構のイオル担い手育成事業1期生で帯広在住の荒田このみさん(28)との会話形式で講座が進む。北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員の高橋靖以さんが内容を監修している。

 自己紹介やあいさつなど日常会話の他、十勝に伝わる歌や言葉遊びも取り入れる。川上さんは「昔の人と同じような発音を心掛けている」、荒田さんは「アイヌ文化は言葉だけでなく、歌や儀式などもある。多くの人に興味を持ってもらえるよう工夫したい」と話す。

 アイヌ語は口承文芸で地域によって方言がある。帯広百年記念館によると、研究者が多く辞典もそろっているため、現在は「沙流」や「千歳」方言が主流。例えば「エゾリス」は沙流方言で「トゥスニンケ」と表現するが、十勝方言では「ニウエオ」と異なる言葉は多い。

 帯広にはアイヌ語教室があったが、講師不足で現在は開かれていない。荒田さんの夫で帯広アイヌ協会副会長の裕樹さん(30)は「再び帯広でも学べる機会をつくっていきたい」と話している。

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