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とかちダルクがカフェ 薬物と“決別後”の就労支援 帯広

  • 2016年2月27日 14時02分

店内にはライブができるスペースも。お薦めのビーフシチューセットを手に店をPRするスタッフら。左が宿輪理事長

 薬物依存症などの回復施設を運営する「NPO法人とかちダルク」(本部帯広、宿輪龍英理事長)は、帯広市西1南8にランチやスイーツなどを提供する「カフェるくら」を開業した。地域との交流や就労を通じ、依存者らの社会復帰を支援するのが狙い。4月からは就労継続支援B型事業所(以下B型)として障害のある人たちを広く受け入れる予定で、宿輪理事長(52)は「メニューには地場産食材も積極的に活用していきたい」と話している。

 とかちダルクは2011年、自らも覚せい剤の使用経験がある宿輪理事長が北海道ダルクの道東拠点として開設、翌年、独立し法人化した。全国にあるダルクと同様、薬物依存からの回復に向けて、相談やデイケア、ナイトケアといった施設事業などを展開している。現在、薬物依存や精神障害などの男性10人の利用者がいる。

 自前でのカフェ開設は利用者の就労支援の一環。昨年秋まで市内の飲食店を間借りし、週1回、ランチを提供してきたが、「社会復帰の次の一歩として、地域住民など人との交流ができ、(利用者にとって接客業は)有効と感じた。利用者に対する世間の偏見も少しでもなくしたかった」(宿輪理事長)という。昨年12月にオープンした。

 カフェは美珍楼本店北側の元飲食店があった2階建てで約90平方メートル。運営の一部で独立行政法人・福祉医療機構の助成を受けたが、改装費は自己資金と借り入れで賄った。メニューはスタッフ手作りの長時間煮込んだビーフシチューセットやポークビーンズセット(パンとサラダ、ドリンク付き、各890円)、有機コーヒー(500円)など。1階は音響機器やステージも設けてライブなどにも対応する他、2階は会合などに利用できる。

 現在は職員と利用者4人がスタッフとして交代で対応。B型とした場合、定員は10人の予定。宿輪理事長は「ダルクがカフェを運営するケースは全国でもないだろう。手探りで正直、商売の大変さを実感しているが、周囲に支えてもらっているので早く軌道に乗せたい。十勝の生産者などとのつながりを強め、メニューにも生かしていきたい」と意欲を見せている。

 営業は午前11時~午後6時(月1回は夜の営業日あり)。定休は毎週月曜と第2・第4火曜日。電話番号は0155・66・6779。

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