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十勝毎日新聞社ニュース

TPPへの不安払う 農水政務官退任 中川郁子氏

  • 2015年10月11日 13時15分

農業対策へ“大暴れ”したい
 農林水産大臣政務官を9日で退任した中川郁子衆院議員が10日、十勝毎日新聞社を訪れ、環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意についてインタビューに答えた。政府の交渉結果には一定の評価を示したが、重要農産物5項目の聖域確保を求めた国会決議が順守されたかどうかの認識については明言を避けた。今後は地域の不安払拭(ふっしょく)と国内農業対策に力を入れると強調した。
(安田義教)

 -TPPの交渉結果への評価は。
 最初は関税撤廃が原則だったが、そうではなくなった。食の安全基準はWTO(世界貿易機関)のルールと変わらず、食の安心安全は守られた。ISD(投資家・国家間の紛争解決)ルールも皆さんが心配しているようなことはない。国民皆保険も守られた。後は国内農業への対策だと思う。

 -肯定的な受け止めか。
 交渉チームはよく頑張ってくれたと思う。ただ農家の人の心配を払拭するのはこれから。農家、農山村地域の所得向上を約束しているので、しっかり頑張りたい。

 -重要農産物5項目の関税維持の国会決議は守られたと思うか。
 大筋合意なので細かいことはこれから。農家の皆さんの不安払拭に努めたい。それは国内対策、農業対策を万全にしていくこと。結果が全てになる。(国会決議が)守られたと国民の皆さんに評価していただき、実感してもらえるように結果を出したい。

 -国会決議順守については十勝の生産現場と認識が違うが。
 皆さんに理解していただけるように丁寧に説明していく。農協組合長会とは近く時間を取っているのでそのときに話をしたい。

 -国内対策の方向性は。自身はどんな役割を担うか。
 安倍総理を本部長にTPP対策本部ができたが、党にも対策本部を作るべきだと意見した。その中で重要な役割を担いたい。例えば酪農、畜産。和牛だけでなくホルスタインの若牛にも対策が必要。乳製品もそう。畑作では小麦の交付金の額が大事になる。優位性のあるものはしっかり輸出する。党の立場に戻れば大暴れすることができるので、地域、十勝の皆さんの心配がないよう大きい声で頑張りたい。

 -1年余りの政務官の任期中、印象に残った仕事は。
 多くの時間は国会対応に使った。全国からの陳情を受けて、農林水産業の生の声をたくさん聞き、現場にも行くことができた。農協、農業委員会をさらに発展させる大きな法案を通せたのは良かった。大規模、専業の十勝の農業にはいい改革だった。誤解している人も制度が始まれば良かったと思ってくれると思う。

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