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TPP~「十勝の食守られた」 消費者らひとまず安堵

  • 2015年8月1日 13時59分

十勝の声を集約したTPP反対看板(十勝農協連)

 「非合意は当然」「十勝の食が守られた」-。ハワイで行われていた環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合交渉が大筋合意に至らなかったことを受け、管内の消費者や消費者関係団体からはひとまず安堵(あんど)の声が上がった。交渉からの早期撤退を求める声も出る中、関係団体は今後も交渉の行方を注視し、反対の声を束ねて中央に届ける構えでいる。

 広尾町内でパン店を経営する金子一俊さん(49)は「十勝産バターにこだわっているので、十勝のバターが守られたことは安心。ただ、一時的なものになってしまうのではないかという心配は残ったままだ。政府には、私たちのような商品を生産する現場の声も考えて、政策を進めていってほしい」とする。

 上士幌町の無職新木正巳さん(84)は「今の医療制度が変わってしまうのは不安。3年前から病院に通っている自分にとって、通院費は月1万円程度だが、TPPで医療費や薬の価格上昇などでこれ以上圧迫されるのは困る。早期撤退を」と話す。

 4歳と2歳の子供を持つ帯広市内の会社員福田雄一さん(28)は「食品の質が落ちることは気になる。TPP合意で食べ物が安くなるのは、良いことだとは思うが…」と複雑な表情を浮かべた。

 消費者の食の安心・安全を守る立場の帯広消費者協会(丸谷誠会長)は「消費者の口に直接入るものに関する情報開示が不十分な中での、拙速な合意は受け入れられない。交渉が合意に至らなかったのは当たり前」と強調。「(7月29日の)緊急集会でまとまった市民の気持ちが、少しは届いたのではないか。国民議論を高めるため、今後も政府に説明責任を求めていきたい」としている。

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