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TPP大筋合意見送り 交渉継続「油断できない」 ハワイ入り十勝関係者

  • 2015年8月1日 14時00分

交渉会場近くのホテルに入る飛田会長(右)と万歳会長(日本時間1日午前、米ハワイ州ラハイナ)

 【米・ハワイ州】環太平洋連携協定(TPP)は大筋合意とならなかったが、閣僚会合が開かれている米ハワイ州マウイ島入りしている十勝関係者は交渉継続に警戒感を強めている。

 交渉会場周辺で合意見送りの一報を受けた飛田稔章JA道中央会会長に安堵(あんど)の表情はなく、「今回合意が見送られただけで、問題が解決したわけではない。農業を守るため、関税の維持をこれまで以上に力を入れて訴えていく」と語った。

 飛田会長は共同会見に先立つ31日午前11時半(日本時間8月1日午前6時半)、JA全中の万歳章会長と自民党議員団から共同会見延期について説明を受けた。JA全中として、改めて妥協せず粘り強い交渉を続けることを日本の交渉団に伝えるよう求め、共同会見後に再度説明の場が設けられる見込み。

 十勝地区農協組合長会の有塚利宣会長は「途上国と先進国の隔たりが見送りの主な要因。日米2国間で対立しているという話は聞こえてこず、危なかった。交渉が決裂したわけではなく、継続。今月中に再交渉するとも聞いており、油断できない」と警戒している。

 交渉でニュージーランドが強硬に乳製品の市場開放を求めたことや、小麦の関税が事実上削減が取りざたされたことについて「北海道農業が狙い撃ちされていると実感。自国の食料を他国に差し出し、何を得ようとしているのか。例えどんな状況になろうと、十勝の農業を体を張って守る決意に変わりはない」と話した。

 有塚会長は31日午前にマウイ島を離れ、1日までハワイ州に滞在して帰国する。高橋はるみ道知事は31日午前、交渉会場のあるマウイ島を離れ、日本時間1日午後、帰国後にコメントを発表する。

守る交渉続く 中川衆院議員
 中川郁子衆院議員(農林水産大臣政務官)は1日午前、東京都内で、TPP交渉の大筋合意見送りについて「引き続き、重要5項目の聖域が守られる交渉が続くことになると思う。TPPがあってもなくても、強い農業をつくる政府方針は変わらない。経営安定対策、酪農畜産クラスター、農業の宇宙利用などに力を入れる」と語った。

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