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中川政務官 更迭へ 「自らも身を引く」

  • 2015年3月7日 13時45分

 【十勝】自民党の中川郁子衆院議員(農林水産大臣政務官)は6日、同僚議員との不適切な交際が週刊誌で報じられたことを受け、同政務官に関する自身の進退を安倍晋三首相に委ねた。首相も中川氏を交代させる方向で、政務官後任人事などの調整に入った。週明けにも最終決定する見込み。

中川郁子氏

 中川氏は5日、体調不良で東京都内の病院に入院。退院後は政務官の職務に復帰する考えだったが、出席予定だった6日の衆院予算委員会を欠席し、農水省幹部からも国会審議や農水行政への影響を懸念する意見が出た。民主党も週刊誌報道に関する農水省の危機管理などで中川氏を追及する構えを強め、中川氏も「自ら身を引くべき」と辞任の意向を固めた。

 自民党幹部の一部には政務官続投を後押しする動きもあったため、中川氏は首相の最終判断を仰ぐことにし、同日夜に電話で会談。首相は今後の対応について官邸の指示に従うよう中川氏に伝え、事実上の更迭が決定的となった。

 中川氏の体調は快方に向かい、当初2週間の予定だった入院期間は短縮も見込まれている。現時点で十勝入りの日程は白紙だが、退院が早まれば再来週にも実現する可能性がある。

 中川氏は故中川昭一財務・金融相の妻で、2012年衆院選で道11区から初当選。昨年9月発足の第2次安倍改造内閣で農水相政務官に起用され、同12月の衆院選で再選後も留任した。

■中央への影響力低下 十勝農業者ら落胆
 中川郁子衆院議員の農林水産大臣政務官更迭が避けられない状況になり、管内の農業関係者からは7日、失望や落胆の声が漏れた。重要局面を迎える環太平洋連携協定(TPP)や農協改革などに対し、農政の要職での働きを期待していただけに惜しむ声が広がった。ただ後援会なども辞任は「やむを得ない」との見方。野党からは政治家としての資質に対する批判が上がった。

 十勝地区農協組合長会の有塚利宣会長は「本人も頑張り支援者も期待していたのに、こんなことで辞めるのは十勝にも農業界にとっても残念だ。嘆いていても仕方ないので、しっかり一から出直して、体を張って頑張ってほしい」とコメントした。

 士幌町の肉牛農家の奥秋博己さん(60)は「政務官という立場だから力を発揮できていた部分もある。降りてしまえばただの議員になってしまい、影響力が下がってしまうのでは」と心配した。別の農家は「農業改革やTPPなどたくさんの課題がある中、中川氏には期待し、あてにもしていたので辞任の影響がないとは言えない」と語った。

 発端になった問題について中川氏十勝連合後援会の矢野征男会長は「(前回衆院選で)中川郁子に頑張ってほしいと思い投票した有権者8万人への裏切りだと思う。後援会としては大変重く、厳しく受け止めている。(辞任は)内閣がどう判断するかだが、これだけ波紋が大きくなった以上、残念だが仕方がない」と語った。自民党道11支部(十勝)の大谷亨幹事長(道議)は、「プライベートなことではあるが、今の段階ではやむを得ない。できれば自分から辞任を申し出てほしいとの思いはある」と語った。

 野党では民主党道第11区総支部の三津丈夫代表は「辞任は当然だ。政治家は倫理観を求められ、誠実さも大切」と語った。共産党十勝地区委員会の佐藤糸江委員長は「政治家として恥ずかしく、有権者を愚弄(ぐろう)している。真っ先に有権者に釈明、おわびをし、どういう責任を取るのかを示すべき」と指摘。鈴木宗男新党大地代表の赤津寛一郎十勝総連合後援会会長は「農業が主産業の十勝で政務官として多くの人が期待していた。こうした問題で辞めるとは驚いたし、情けない」と話した。

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