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タウシュベツの四季1冊に 岩崎さん写真集

  • 2015年2月19日 14時16分

自身初の写真集「タウシュベツ拾遺」を発行した岩崎さん

 【上士幌】町ぬかびら源泉郷在住のカメラマン岩崎量示さん(35)が、自身初の作品集「タウシュベツ拾遺」(A4判、90ページ)を作製した。老朽化が進む旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁(きょうりょう)の「タウシュベツ川橋梁」のさまざまな姿と、その周囲の四季や時間の流れを一冊に収録。4月に大阪で控える個展で一般販売する予定で、岩崎さんは「昔と今を捉えた写真が多くの人々の目に留まってくれれば」と話している。

 岩崎さんは埼玉県出身で、2005年に町内に移住。「崩れていく橋の姿を記録に残したい」と、同橋梁を撮り続けて今年で10年を迎える。13年に個展を東京と札幌で開催した際に来場者から「図録はありますか」「展示写真が欲しい」といった声が多く、急きょ4月に大阪でも個展を開くことが決まり、同時に賛同者と出資を募る「クラウドファンディング」で経費を賄う形で少部数(700部)の出版物の作製に至った。

 作品集は10日に完成。夏場に生い茂る雑草の中で橋梁を挟んで向かい合うエゾシカとの一場面や、分厚い氷に閉じ込められた橋梁が無数の気泡と相まって幻想的な様相を作り出している一瞬など、未発表の12点を含む計46点を掲載。2008~14年にわたる春夏秋冬、早朝から夜中まで、さまざまな表情を見せる橋と周囲の自然の写真とともに、自身の文章や橋の沿革も織り交ぜている。

 大阪の個展会場での限定販売を予定しているが、希望者は岩崎さんのブログを参照すれば購入できるという。岩崎さんは「崩れゆくその時まで橋の記録を撮り続けたい」と話している。

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