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伊福部昭の偉業知って 鳥取で展覧会 資料39点貸与

  • 2014年11月19日 13時47分

 【音更】釧路で生まれ、音更で少年期を過ごした日本を代表する作曲家伊福部昭氏(1914~2006)の生誕100年記念展覧会が、伊福部家のルーツである鳥取市国府町の因幡(いなば)万葉歴史館で開かれている。「伊福部昭音楽資料室」のある町図書館からも39点の資料が貸し出された。同歴史館では「貴重な資料をお借りできた。互いの地域の歴史に理解が深まれば」と感謝している。

展覧会に展示されている音更町図書館から貸し出された「グローブ音楽事典」と玲さん(因幡万葉歴史館提供)

 展覧会は、同歴史館が北海道、東京で関連資料を収集。伊福部氏の長女、玲さん(69)=神奈川県在住=から遺品をはじめ、道内からは、釧路市図書館、道立北方民族博物館(網走市)、札幌の伊福部本家、東京からは、学長を務めた東京音楽大などから資料を借り受けた。

 町図書館が貸し出した資料は、楽譜のコピー、著書、伊福部氏が挿入曲を作曲した「ゴジラ」の映画ポスターなど。伊福部氏が21歳の時に作曲した「日本狂詩曲」がフランスで開かれたコンクールで第1位に入賞し、賞金で購入したといわれる「グローブ音楽事典」、他界の前年に当時の山口武敏町長らが東京の自宅を訪れ、撮影した貴重な映像も含まれている。

 開幕の今月1日には記念の講演、コンサート、ゴジラの映画上映などが行われた。当日、伊福部家が代々、神官を務めた宇部神社(鳥取市国府町)に伊福部氏の曲を奉納した玲さんは「父が集めた中国の楽器や生前使っていた机、文房具なども並べ、父のぬくもりを伝える展示になっている」と話す。

 12日展覧会を見学した元町図書館長で音楽資料室の開設に尽力した青山昌弘さん(67)は「幅広く資料を集め、見応えのある展示内容」と感想を話している。

 資料収集で音更を訪れた同歴史館学芸員の田鍬美紀さんは「鳥取では、伊福部さんがゴジラの曲の作曲者だと知らない人もいる。音更の映画ポスターは役立っている」と感謝している。展覧会は12月23日まで。

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