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十勝毎日新聞社ニュース

「TPP 重要5項目を例外に交渉進む」 農水省の大杉氏に聞く

  • 2014年3月21日 13時46分

十勝のチーズ生産に期待
 元北海道農政事務所長で農林水産省生産局総務課長(内閣官房内閣参事官TPP政府対策本部併任)の大杉武博氏(53)が15日、十勝毎日新聞社の取材に応じ、農政や十勝農業への期待を語った。環太平洋連携協定(TPP)の交渉に関しては、同省が政府と一体となって交渉に臨んでおり、「重要5項目を例外とした交渉が進む」という見方を示した。

<プロフィル>
おおすぎ・たけひろ

 1960年、香川県生まれ。84年東大法学部卒、85年に農林水産省に入省。2009年7月~10年11月に北海道農政事務所長、10年11月~12年9月に内閣官房内閣参事官TPP・農林漁業再生担当、12年9月から農水省生産局総務課長、13年5月から内閣官房内閣参事官TPP政府対策本部併任。

農水省生産局総務課長元北海道農政事務所長 大杉氏に聞く
TPP交渉 重要5項目例外に

 全国の農業地帯を訪れ、農業施策に生かす取り組みの一環で3年ぶりに十勝入りした大杉氏は、14、15の両日、十勝地区農協組合長会と意見交換を行い、よつ葉乳業十勝主管工場(音更町)と畜産業のトヨニシファーム(帯広市)を視察した。十勝のJAや農業者については「行動力があり知識レベルが高く、洞察力が素晴らしい。農業の発展度合いが違う農業先進地」と感想を述べた。

 国の農業施策では「施設整備に対する助成、意欲のある経営への支援」を掲げ、十勝の畑作、酪農、畜産に関わる各種施策を紹介し、「制度は安定的に行っていくことが大事だ」という考えを示した。特に国産ナチュラルチーズの消費が伸びており、「もっとチーズを生産して外国産に代わってシェアを伸ばせるようにしたい」とした。

 TPPでは交渉内容が21分野にわたり、参加12カ国がそれぞれ交渉を進めるが、「日米間の交渉、中でも農産品の市場アクセス(関税)の協議はTPP全体の中でも大きな意味を持つ」という見方を示した。

 関税交渉では、国会で決議された農産物重要5項目のうち牛肉・豚肉で譲歩する姿勢を示したという報道もあったが、「政府は国会決議を踏まえて最大限国益の実現に向けて交渉している。農産物のプロフェッショナルは農水省であり、農水省の考えることは政府の考えになっていけるよう努力をしている。農水省も政府の一部であり政府と一体となって交渉している」と語った。(関坂典生)

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