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十勝毎日新聞社ニュース

十勝産牛肉食べ比べセット開発中

  • 2014年3月14日 13時49分

 【帯広】食肉加工業者のやまさミート(帯広市、佐々木由博社長)とトヨニシファーム(同、小倉修二社長)が連携し、十勝産牛肉の食べ比べセットの開発を進めている。和牛、交雑種(和牛の雄とホルスタイン雌の掛け合わせ)、ホルスタインの3種類。環太平洋連携協定(TPP)の行方次第では大きな打撃を受けるとみられる国産牛の良さを、同セットを通じ、消費者に浸透させたい考えだ。

商品開発に向け、やまさミートの加工場を視察する関係者

 TPPをめぐっては、2月のシンガポールでの閣僚会合に先立つ日米実務者協議で、日本側が牛肉・豚肉の関税を一部引き下げる譲歩案を示したとされ、十勝でも懸念の声は強い。農産品重要5項目の中でも特に米側が輸出を増やしたいのが牛肉と豚肉で、関税撤廃を推進力に輸出増をもくろむ米国と、畜産業を保護したい日本との隔たりは大きく、先行きは不透明だ。

 こうした中、帯広物産協会(有塚利宣会長)の木戸善範事務局次長が仲介し、両社による食べ比べセットの開発を提案。霜降りが多く滑らかな味わいの和牛、赤身のうまさが特徴のホルスタイン、その中間の交雑種と、普段意識して食べ分けることの少ない3種の比較で、それぞれの肉の味わいを知ってもらい、国産牛に対する消費者の意識を強める狙いがある。

 通常、食肉業界では、異なる社が同じ畜種で商品を作ることは極めて珍しいとされる。両社はライバル関係の枠組みを超え、商品開発に踏み切った。

 やまさミートは関連会社を含め、牛の飼育から加工、販売まで行っており、関連農場で飼育する黒毛和牛の「北勝牛」と交雑種の「四季彩牛」をセットに組み込む。トヨニシファームは昨年ブランド化し、管内はもとより全国の百貨店や飲食店への流通が急増している「豊西牛」をセットにする。価格は6000円程度で、ギフト中心の展開を想定する。

 また、牛肉の加工過程で出た端材と十勝産黒豚をブレンドしたハンバーグの開発も進める。各商品のお披露目は新年度以降を目指しており、帯広物産協会を含めた3者の流通網を通じて販売する。

 やまさミートの阿曽智貴業務課係長は「2社が協力することで十勝産・国産牛肉の良さを伝えたい」、トヨニシファームの小倉広樹販売事業部長は「十勝産牛肉3種を味わってもらうことで、それぞれの良さを理解してもらえれば」と話している。

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