HOME 十勝毎日新聞社ニュース 雪不足 氷まつり窮地
   | メール配信登録  twitter facebook |

十勝毎日新聞社ニュース

雪不足 氷まつり窮地

  • 2014年1月7日 13時59分

 【帯広】例年にない雪不足で十勝の冬の一大イベント「第51回おびひろ氷まつり」(31日~2月2日、帯広のまつり推進委員会主催)の準備が窮地に立たされている。会場となる帯広市緑ケ丘公園は7日現在、地面が見えている状況で、12日の雪の搬入開始を前に、大雪像などに使用する約4000トンの雪を確保するめどが立っていない。十分な雪が集まらなければ、雪像サイズや数の縮小も検討せざるを得ず、氷まつり実行委員会(火ノ川好信委員長)は異例の天候状態にやきもきしている。

異例の雪不足で氷まつりの準備を心配する関係者(緑ケ丘公園)

 今回の氷まつりは、帯広農業高校をモデルにした漫画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」をテーマにした大雪像や、長さ約30メートルの滑り台、迷路などの製作を予定。10トントラック約400台分の雪を必要としている。

 帯広測候所によると、年明け以降まとまった降雪はなく、7日午前8時の帯広の積雪量は平年の27センチを下回る11センチ。9日に雪が降る可能性があるが、多くの降雪は見込めないという。

 過去にも雪不足は何度かあったものの、多額の輸送費をかけて、同市内岩内地区や他町村から運ぶなどで対応した。ただ、今冬は管内全域で積雪が少なく、その見通しすら立っていない。

 メーンの大雪像を担当する陸上自衛隊第5旅団第4普通科連隊は8日に編成完結式を行い、足場づくりを開始する予定だが、境孝明連隊長は「雪が無いことには雪像づくりが危うい」と不安な様子。

 実行委は10日午前中にも現地で今後の方針を協議する予定で、火ノ川委員長は「まとまった雪が降り、市民の目を楽しませるまつりが開催できれば」と、“恵みの雪”を祈っている。

■除雪出動 わずか1回
 ○…降雪が少ない今冬、7日現在の帯広市の除雪車出動は1回のみと、ここ10年の同時期で同じく1回の出動があった2006年度以来の少なさとなっている。06年度は全除雪車を出動させたのに対し、今冬は気温が高く融雪が進むとみて半分の台数で、幹線道路の除雪にとどまった。

 帯広測候所によると、昨年12月までの降雪は31センチ。12月に平年の2倍以上の降雪があった12年(123センチ)に比べると4分の1程度だ。

 これに伴い除雪の出動も少なく、例年12月は2~5回の出動があるが、今冬は12月13日夜から14日にかけての1回のみ。全除雪車256台のうち123台が出動した。

 市の除雪は、全車が1回出動すると約1億円の費用がかかる。市は毎年度、当初予算で4回程度の費用を計上し、これを上回る場合は補正予算で対応している。一冬を通じてかかる費用は例年、当初予算の倍近くになる。除雪費が過去最高額となった昨年度は、4億2400万円の当初予算に3回補正予算を組み、最終的に5億5000万円を追加した。

 今年度は除雪費の抑制が期待されるが、同測候所によると「1月は上空の寒気が北日本に入りやすく雪が降りやすい状況」で、平年並み(59センチ)の降雪となる可能性がある。市道路維持課は「交通安全の面から雪は降らないにこしたことはないが、状況は予測できない。安全性確保に努めたい」としている。

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
6~12時 12~18時
26日の十勝の天気
最高気温
7℃
最低気温
-4℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み