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海江田代表に反TPP 十勝の関係者、実情訴え

  • 2013年11月5日 13時43分

農業団体との意見交換会であいさつする海江田代表(右。折原徹也撮影)

 3、4日に来勝した民主党の海江田万里代表に対し、十勝の農業、行政関係者は環太平洋連携協定(TPP)反対を中心に十勝の実情を訴えた。ただ、意見交換会には反対の旗振り役となるべき十勝地区農協組合長会の正副会長が欠席し、オール十勝でTPP反対を訴える形とはならなかった。

 3日夜の意見交換会後、十勝圏活性化推進期成会の高橋正夫会長(本別町長)はTPP反対の特別要請などを行ったことを明かし、「国民不在で進んでいる。現状を理解してもらわなければ地域が崩壊する。十勝の発展が日本の発展につながるよう、国政の場で努力したいと(海江田代表から)聞いたので期待したい」と話した。

 4日午前の意見交換会に出席した全十勝地区農民連盟の山田富士雄委員長は「もともと民主党はTPP推進派で、今も推進派が多く残っている。しっかりとしたスタンスを持ってほしい」と注文を付けた。

 海江田代表は同日午後、帯広市以平町の畑作農家、北口英樹さんの畑でビートの収穫を視察。終了後、北口さんの父親で市議(民主・市民連合)の孝志氏は「(TPPで)民主内部にもさまざまな意見があり苦しんでいるのは感じたが、適切な対応をお願いした」と述べた。

 同日午前の農業団体の意見交換会には当初、組合長会の正副会長の出席が予定されていたが、前日夕方に急きょ欠席が決まった。有塚利宣会長は「腰痛で出席できなかった。他意はない」とするが、地元民主党幹部は「事情は分からないが、あらゆる機会を通じて(反対の)声を届けていくべきでそのチャンスを活用してもらいたかった」とした。

 元民主党衆院議員の石川知裕氏は体調不良で入院したため顔を出す機会がなかったが、民主党帯広の三津丈夫代表は「必ず民主党から衆院選に候補を出すと伝えたところ、『その時は相談してくれ』と言ってもらえた」と話していた。(眞尾敦、高田敦史)



<民主・海江田代表 一問一答>
 民主党の海江田万里代表は4日、帯広市内で農業現場を視察した後、記者団の取材に応じ、環太平洋連携協定(TPP)への対応などについて語った。主なやりとりは次の通り。

若い農業者の不安実感
TPP 締結前に情報公開を

 -農業視察の感想は。
 かなり先進的で規模も大きく、若い人が継いでいる。その若い人が今後に不安を感じているのを肌で感じた。

 -TPPをめぐる農業現場の反応は。
 自民党は選挙のときに、「TPP断固反対」と「断固」まで付けたのだから、(実態は)全然違うと戸惑いや怒りを感じているとの話があった。「交渉に入る前にもっと農家の意見を聞いてもらいたい」「交渉の過程を詳しく説明してもらいたい」という意見もあった。十勝だけでなく全国の農業者や国民にも影響のあること。政府はできる範囲で十分に情報公開すべきだ。

 -この視察をどう生かすか。
 民主党内に経済連携、農業再生の総合調査会があり、25日に十勝に来る。そこで彼らにもいろんな経験をしてもらい、私は私で感じたところを彼らとの議論の中で生かしていきたい。

 -国会での対応は。
 特別委員会の設置を要求していく。農水や予算など各委員会で、政府がどういう交渉をし、守るべきところは本当に守られているのかということを明らかにしていきたい。

 -最終的には条約への対応を求められる。民主党はどう臨むか。
 中身が分かっていない。条約締結前に最大限の情報公開をしてもらいたい。国民の生活、暮らしぶりを変えることになりかねないので、十分時間をかけて条約の批准、賛成か反対かを決めたい。

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