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TPP「情報少なすぎる」 民主・海江田代表が十勝入り

  • 2013年11月4日 13時44分

TPP交渉について政府・自民党の姿勢を批判する海江田代表(4日午前8時40分、折原徹也撮影)

 農業・福祉現場を視察するため3日に十勝入りした民主党の海江田万里代表が4日、十勝毎日新聞社を訪れた。環太平洋連携協定(TPP)交渉について、「開示されている情報が少なすぎる」と政府・自民党の姿勢を批判し、農業を含むあらゆる分野への影響について、国会で特別委員会を設置した上で議論すべきだとした。

 国内農業の「聖域」とされるコメや麦など重要5項目が関税分類上の細目で586品目に分かれ、自民党のTPP対策委が関税撤廃時の影響を検証することについて、「その品目がまったく分かっていない。どういう影響が出るのか明らかにしなければ議論もできない」と指摘。特別委を設置できなくても、大臣や交渉当事者が国会で説明する必要性を強調し、「まとまってから国会で批准しろと言っても急にはできない。国の形を変え、損害を受ける人も多くいる限りは丁寧な説明を」と批判した。

 また、5項目の関税撤廃が除外されなければ交渉脱退も辞さない構えと参院選マニフェストでも掲げた点について、その姿勢は堅持しつつも、判断には「情報不足だ」と説明。TPPの影響調査で、民主党経済連携・農業再生総合調査会長の玄葉光一郎衆院議員らが25日に来勝することも明らかにし、「十勝に来て、見て、話を聞いて、政府から出てくる情報と照らし合わせて判断したい」と述べた。

 安倍政権については「経済政策にはかなりの副作用があり、安全保障も危うい」とし、「日本の民主主義のために復権しないといけない」と党再生への意気込みを語った。(高田敦史)

本別町内の福祉施設を視察した海江田代表(左奥)

十勝の声 耳傾け 福祉や農業現場視察
民主海江田代表

 民主党の海江田万里代表は3、4の両日、管内を訪れ、農業や福祉現場の視察、関係者との意見交換を通して現場の声を聞き取った。

 海江田代表は3日午後4時すぎ、オホーツク管内から本別町に到着し、高橋正夫町長や粂田達一町社会福祉協議会長らの案内で、小規模多機能型居宅介護事業所「清流の里」と高齢者住宅を見学した。利用者のお年寄りと一緒に歌を歌い交流した。

 続いて行政や社協、介護施設の担当者ら16人と懇談。社会保障制度改革の手順を定めたプログラム法案で示された介護保険制度改正などで意見を交わした。

 軽度の要支援者向けのサービスを保険適用から外し、市町村事業として実施する方針に対して、行政担当者からは「要支援への給付は重症化を防ぐためだが、市町村事業になれば選択肢が減り逆行する」「福祉の切り捨てに入っている」などと問題点が指摘された。

 介護施設職員は、介護職の人材難、安い平均賃金の課題を挙げ、待遇改善に国の取り組みを求めた。

 海江田代表は「プログラム法案は要支援の人の介護や本人の負担増の問題がある。きょうの具体的な話は実務担当者らに伝えたい」と述べた。

TPPの影響 意見を交わす
 3日午後7時からは十勝圏活性化推進期成会3役らと、4日午前9時15分からは十勝の農業団体とそれぞれ帯広市内のホテルで意見交換会を行った。 

 このうち4日は全十勝地区農民連盟の山田富士雄委員長、十勝農業委員会連合会の木下美智夫委員長、十勝農協連の佐藤文俊専務理事、JA道中央会帯広支所の浅野正昭支所長ら8人が出席。会議は冒頭を除き非公開で行われ、海江田代表は「農業している皆さんや、農業だけでなく(TPPで)大きな影響を受ける国民の意見を聞くことも大事だと思う。忌憚(きたん)のない意見を」とあいさつした。

 この後、JA幕別町の経済センター農産部(町軍岡)でニンジンの選別と出荷作業を視察した。(安田義教、眞尾敦)

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