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十勝毎日新聞社ニュース

十勝型GAP100%へ

2013年04月06日 13時54分

 十勝管内全24JAで組織するJAネットワーク十勝(有塚利宣本部長)は2013年度から、管内JA産の主要農産物で「十勝型GAP(農業生産工程管理)」という生産手法を100%踏まえた形にする目標を掲げた。5日、帯広市内で開いた十勝地区農協組合長会(有塚会長)で承認。JAを通じて出荷される畑作物や野菜類のほとんどがGAPを取り入れることで、十勝産農産物の安全・安心が強化され、他産地よりも有利に販売する狙い。今後、消費者に分かりやすい認証制度を導入することも検討する。

 GAPは、農業生産の過程で肥料や農薬の適正な利用などを含む栽培工程や労働環境を、チェックリストを使い確認する手法で、欧州が先行して実施している。

 十勝では10年度、十勝農協連が事務局となり、輪作体系など地域に適応した基準を入れた十勝型GAPを構築した。GAPの対象項目は小麦やジャガイモ、ナガイモ、ニンニクなど品目別に14種類、育苗や選果など施設系に6種類ある。

 十勝産GAPのチェックリスト通りに達成したJA数は、管内全24JAのうち10年度が12JA、11年度が23JA、12年度が24JAになった。

 12年度は管内全24JAがGAPに参加しているが、対象となる種類が多岐にわたるため、農産物全体での達成率は約9割となっている。

 GAPの導入から3年が経過し、達成率100%まで残り1割程度と迫っており、13年度をGAP完成の年にする目標を掲げた。有塚本部長は「個人や一部の生産団体ではなく、十勝全体でのGAPへの取り組みとなるので、十勝産全体の安全・安心を消費者や実需者に対して宣言できる」と話している。

GAP
 Good Agricultural Practice(農業生産工程管理)の略。生産の各工程の正確な実施、記録、点検、評価を行う。消費者や実需者への食の安全確保や、適正な施肥による環境保全、労働安全の確保にもつながる。農林水産省では2007年に「基礎GAP」を考え方として示し、10年に野菜、米、麦でガイドラインを策定。15年度までに全国3000産地での導入を目指しており、12年3月現在、2462産地で導入。同省では広域地域で取り組む十勝型GAPを先進事例として取り上げている。欧州の「グローバルGAP」やNPO法人日本GAP協会が定めた「JGAP」、大手スーパーやJAオリジナル版など多種多様なGAPがある。

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