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十勝毎日新聞社ニュース

TPP交渉参加 食や医療「将来が心配」

2013年03月16日 14時41分

 安倍晋三首相のTPP交渉参加正式表明に、十勝の住民からもさまざまな声が上がっている。一部、交渉参加の必要性を認める声はあるものの、多くは海外産の農産物の安全性や、海外資本のサービスによる国内市場席巻への不安と懸念を口にする。

国産やっていけない/海外資本が市場席巻管内住民の声
 主婦の西村かおりさん(26)=帯広=は1歳の子供を抱える中、どこまで海外産食材の安全性が担保されるかを心配する。「子供には安全な日本の食材を食べさせたい。今からでも遅くない。参加表明を撤回してほしい」と願う。

 一部には、「自由貿易で日本経済が良い方向へ向かうなら、国全体を考えれば参加してもいい」(市内の30代主婦)との受け止めもある。ただ、雑貨店経営の森佐知子さん(41)=帯広=は「十勝で地産地消の態勢も十分でないのに、燃料も時間もかけて、わざわざ海外から食材を輸入するのはおかしい」とし、「生産と消費の距離が近いからこそ安心できる」と話す。

 実家(胆振管内安平町)が畑作農家で、道立農大で学ぶ梶原将宏さん(19)=本別=は「国民がよく分からない状況での交渉参加は疑問。安い海外の農産物が入れば、国産はやっていけなくなる。将来が心配」と不安をのぞかせる。

 TPPでは医療への企業参入や、保険など金融サービスの市場開放も含む。年金生活を送る男性(68)=帯広=は「日本の医療に市場原理主義が持ち込まれれば、国民皆保険制度が崩れる恐れもある。安定した医療を確保するためにも、もっと慎重に判断すべきだ」とする。郵便局員の矢野裕大さん(39)=同=も「TPPで市場開放すれば、資金力のある米国保険会社に国内市場が乗っ取られる懸念がある。やはり、交渉参加は反対」と話している。

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