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十勝毎日新聞社ニュース

夢の犬ぞり体験ツアー開始

2013年01月20日 16時15分

 【鹿追】広大な雪原を犬ぞりで疾走する体験ツアーが今月、鹿追町瓜幕で始まった。町内在住の滝田武志さん(44)が立ち上げた「マッシング ワークス」が主催。離農した酪農家の土地を取得して念願の体験事業をスタートさせた滝田さんは「エンジンの音もなく、そりの滑る音と犬の吐く息だけで雪原を楽しむ感覚は、他では味わえない」と魅力を語る。

風を切って雪原を疾走する犬ぞり。滝田さんのサポートで安全にスピード感が味わえる

 稚内市出身の滝田さんは1998年に鹿追に移住。ネイチャーセンターのガイドなどを務めた。ディスクドッグなどに取り組んでいたが、移住後は広大な十勝で犬ぞりを始めることを夢見てきた。犬舎などを設ける場所を探し、昨年瓜幕に土地を取得することができた。

 犬ぞりは3年前に始め、昨年は道内の大会に出場して経験を積んだ。会場では他の「マッシャー」(犬と犬ぞりを繰る人)に犬の管理などについて聞いて回ったという。「道内の同業者にも頼み込んで情報をもらったが、皆さん一言目に『やめなさい』と言うんです。もうかる商売ではないですから」と滝田さんは笑う。

 しかし情熱は冷めることなく、事業化に向けてそり犬を導入。現在飼育している犬は20頭で、うち4頭はベテラン。他の犬は経験が浅いが、昨秋からトレーニングを重ねてきた。滝田さんは「マッシャーによってやり方は違うので、ほとんど独学。犬に教えてもらうことばかり」と話す。

瓜幕で犬ぞり体験事業を始めた滝田さん

 ツアーは滝田さんが同乗してそりの操作を助ける「ガイドサポート・プラン」と、事前講習後に参加者だけで犬ぞりを操りマッシャー気分を味わえる「チャレンジ・プラン」を用意。サポート・プランは雪原や林の中を駆け抜ける起伏に富んだ約6キロのコースを走行、説明や準備を含めて所要時間は約1時間半。

 体重移動で曲がったり、雪面の起伏を膝で吸収するなど、見かけよりもハードだが、犬たちに引っ張られて風を切るのは独特の爽快感がある。「京都から来てくれた方は、最初にサポート付きで走った後、今度は1人で走りたいと言って、体験されていった。はまっちゃうんですよね」と滝田さん。

 管内では現在、本格的な犬ぞりを体験できる場所は他になく、魅力的な冬の楽しみとして注目されそうだ。「将来的には月明かりでの走行が楽しめる1泊2日のプランや、夏場のドッグラン付きのキャンプ場などもやってみたい」と構想を膨らませている。

 ツアーの詳細はホームページ(http://inuzori.com/)で紹介している。

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