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十勝毎日新聞社ニュース

ラワンブキ、台湾と米国に輸出へ

2012年10月25日 14時29分

 【足寄】JAあしょろ(新津賀庸組合長)は、北海道遺産に選定されている特産のラワンブキを台湾と米国に輸出することを決めた。両地では日本食レストランが人気で和食として需要が見込めるため。日本から山菜を輸出するのは珍しく、日本の食文化の発信にもなる輸出例として注目される。

楊取締役(左)にラワンブキの加工品を説明する新津組合長

 ラワンブキは塩蔵(塩漬け)や水煮の状態で出荷されるため、輸出先に適合したカロリー表示など食品表示ラベルを作成し年内に台湾向けに出荷後、米国にも輸出する計画だ。農林水産省によると、フキは輸出統計の区分がなく、過去の実績は分からないが「例は多くない」としている。

 同JAはJA帯広かわにしなど管内8JAで生産する「十勝川西長いも」の生産グループの一員で、台湾と米国にそれぞれ週1回以上ある定期便を利用し、ナガイモの貨物コンテナ(17〜18トン積載)に混載し輸送ルートを確保した。パッケージは水煮が1袋200グラム、塩蔵が同500グラムと小さいが、量をまとめて輸出しにくい課題を解消した。

 ナガイモを取り扱う泰東通商(東京)の楊元心取締役が24日、同町のJAあしょろを訪れ、フキのゴマあえやしょうゆ味の漬物などフキ料理を試食。楊取締役は「台湾ではフキが栽培されていない。日本食料理店で使ってもらえるだろう」と食味を確かめた。両地での販売価格は交渉中だが、国内価格以上を目指しているという。

 ラワンブキは足寄町の農家20戸16ヘクタールで栽培、6月から約1カ月間で約200トンを収穫する。生の販売は35トン、残りをすべてJAあしょろ山菜工場で塩蔵にし、そのままの商品や塩抜きをして水煮や漬物などに加工して年中出荷している。

 同JAの新津組合長は「輸出によって生産者が意欲を持って栽培できる。注目されることで国内でも多くの人に知られ販売増にもつなげられる。山菜のある日本食を世界に発信したい」と意気込む。

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