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十勝毎日新聞社ニュース

巨大津波想定し避難訓練

2012年08月30日 14時20分

 今年度道防災総合訓練(道防災会議主催)の実動訓練が30日午前、十勝、釧路、根室の3振興局管内を中心に行われた。6月に発表された太平洋岸を襲う巨大津波を想定した初めての住民避難訓練で、管内でも豊頃町大津地区の児童や高齢者らが安全な高台への避難を体験した。

住民を乗せ、豊頃町内の国道336号の高台に避難した乗用車

 道や各市町村、道開発局、道警、自衛隊など各関係機関が参加。道庁と自治体間の情報伝達や、災害対策本部の設置、自衛隊ヘリによる情報収集などを行い、住民避難訓練は豊頃、釧路、根室、別海、標津、羅臼の6市町で行われた。

 午前10時、釧路沖でマグニチュード8を超える巨大地震が発生し、太平洋岸を津波が襲う想定で訓練スタート。道防災会議地震専門委員会の津波予測では、大津地区の十勝川河口には地震の31分後に最大19メートルの津波が到達する可能性が示されており、避難は予測に基づいて行った。

 訓練には、子供からお年寄りまで住民54人が参加。地震発生を受けた町は、役場内に対策本部を設置し、住民への避難指示を防災無線の街頭放送で伝えた。

 大津小学校(織茂竜二郎校長、児童15人)では、導入されたばかりの「緊急地震速報受信システム」を作動させ、「強い地震が来ます」の校内放送が流れると、教室内の児童が一斉に机の下にもぐり込んだ。引き続き、教職員8人とともに車5台に分乗し、避難所に向かった。

 一方、市街地では老人会「日の出会」(山田久利会長)が参加。会員有志が一人暮らしの会員らに声を掛け、26人が車10台に分乗して避難。また町のバスが市街地を巡回して5人を乗せた。

 避難所は、大津市街地から北へ5キロほど離れた国道336号の高台と道道大津旅来線カンカン坂駐車場の2カ所に設けられ、午前10時半までには参加者全員が避難所に到着した。山田会長は「住民が互いに助け合い、スムーズに避難できた」と振り返った。

 訓練終了後には大津漁港近くに造られた高さ12メートルの築山に住民らが集合。宮口孝町長は「今回の訓練を検証し、避難計画に盛り込みたい」と話した。

 十勝総合振興局では道災害対策十勝地方本部を設置し、管内各方面で想定される被害報告と状況の把握を訓練した。

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