HOME 十勝毎日新聞社ニュース かんの温泉復活へ
   | メール配信登録  twitter facebook |

十勝毎日新聞社ニュース

かんの温泉復活へ

  • 2012年6月30日 14時21分

 【鹿追】2008年末から閉鎖されている「かんの温泉」(鹿追町然別峡)が再開する。大樹町などで電気設備工事を手掛ける勝海電気の関連会社鹿追ホットスプリングス(本社大樹町、勝海敏正社長)が、11年に破産した同温泉の運営会社が使っていた施設を買収。7月9日、鹿追町役場で破産管財人と同社で売買契約調印式を行う。13年5月に入浴事業、14年中に宿泊事業を始められるよう準備を整える。認知度が高く、多くの人に親しまれていることから、「かんの温泉」の名は残す。

2008年から休業中のかんの温泉

 破産管財人と協議を続けていた勝海社長は5月末、「鹿追-」を設立。21日、裁判所の売却許可が下りたことで話がまとまった。買収額は非公表。契約締結後、運営に関する国の許可を得られ次第、本社を鹿追町内に移転し、温泉施設の改修・整備に取り掛かる。新施設では8つの異なる泉質を楽しめるよう湯舟の数を1つ増やす考え。再生可能エネルギーを活用した電力の自給自足などにも取り組む。

 勝海社長は十勝毎日新聞の取材に対し、「全国のファンが再開を願っていることを耳にしていた。温泉のひなびた雰囲気を大切に、できるだけ早く再開させたい」とコメント。鹿追町は「再建に向けて手を挙げていただいたのはありがたいこと。かんの温泉にはネームバリューもあり、町の貴重な観光資源。民間事業なので町が直接関わるものではないが、再開できるのならば、協力していきたい」(商工観光課)としている。

 同温泉を運営していた「ホテルかんの」は1941年に「菅野旅館」として創業。8つの泉質からなる16本以上の自家泉源を持つ全国的にもまれな秘湯であることから、道内随一の湯治場旅館として人気を呼んだ。70年頃には年間3万人を超える湯治客が訪れていたが、近年は温泉ブームの下火や施設老朽化で宿泊客が減少。08年末からは経営者の体調不良に伴い、休業状態となっていた。

関連記事
観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
6~12時 12~18時
25日の十勝の天気
最高気温
23℃
最低気温
14℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み