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大震災のがれき受け入れ見送りへ 十勝環境複合事務組合

2011年11月09日 13時42分

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、くりりんセンターを運営する十勝環境複合事務組合(帯広市など9市町村)は、がれきの受け入れを見送る方向となった。内部で「風評被害を含めて影響が大きい」などと慎重論が相次ぎ、組合としては構成市町村の意見を尊重する構え。今月中に考え方を整理し、受け入れ検討状況を再調査している道に回答する。

 がれき処理の受け入れについては、国が都道府県を通して自治体の検討状況を再調査している。受け入れの可否、受け入れることができる廃棄物の種類・処理内容(焼却、埋め立てなど)、1日当たりと年間の処理可能量などを調べている。

 十勝環境複合事務組合は4月の調査時点で「放射性物質を含む場合は拒否」との条件付きで受け入れる考えを示していた。ただ再調査を受けて開いた8日の構成市町村との意見交換では、「十勝は日本の食料基地。安全性がはっきりしない中、積極的に受け入れることは難しい」「住民の理解を得られる状況にない」など不安の声が相次いだ。

 組合は十勝毎日新聞社の取材に対し、「地域住民、構成市町村の同意を得ることが受け入れの大前提。単独で判断することはありえない」とし、がれき受け入れの見送りを示唆した。

 震災で発生したがれきの広域処理をめぐっては、東京都が9月に受け入れを表明、今月3日に岩手県宮古市のがれきが運び込まれた。国は8月、焼却灰に含まれる放射性物質が1キロ当たり8000ベクレル以下なら安全とするガイドラインを提示している。

 道内では放射性物質に汚染されている可能性があることから、釧路市などが「受け入れ可能」とした4月の回答を「受け入れ不可」に変更している。

 十勝では北十勝2町環境衛生処理組合(上士幌、士幌)も4月時点で受け入れ姿勢を示しているが、その後、具体的な議論は進んでいない。(関根弘貴)

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