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十勝毎日新聞社ニュース

シロクマ「イコロ」追って十勝に移住

2011年07月12日 14時45分

 おびひろ動物園(緑ケ丘2)のシロクマ「イコロ」を追って、大阪府から十勝に移住した女性がいる。幕別町札内在住の向田(むかいだ)梨恵さん(29)は、北海道旅行で偶然に立ち寄った十勝・帯広で、地元の人たちから親切なもてなしを受けてこの地が気に入った。新天地で働きながら、休みの日に動物園に通う毎日を送っている。

おびひろ動物園の「イコロ舎」の前で向田さん

 大阪府の大手食品メーカーで食品検査や分析を行っていた向田さんは、年に数回、友人や個人で道内旅行を楽しんでいた。2008年に札幌の円山動物園で双子のシロクマ「イコロ」と「キロル」が誕生してからは、すっかりシロクマファンとなり、旭川、釧路などシロクマを飼育する動物園を巡るようになった。

 09年11月、釧路から帯広に立ち寄り、音更・十勝川温泉に宿泊。十勝エコロジーパークで開催していたイベントに参加した際、同温泉一帯を視察中の「十勝シーニックバイウェイ トカプチ雄大空間」(野村文吾代表)のメンバーと出会い、中札内の金澤和彦さん(デザイナー)や帯広の清原三枝子さん(プラン82代表取締役)らに声を掛けられ、翌日も観光案内を受けた。

 その後も金澤さん、清原さんらを頼って5回も観光で十勝を訪れるうちに、帯広市中心部にある「北の屋台」の店主らとも親しくなり、移住を真剣に考えるようになった。企業と求職者をつなぐ帯広地域雇用創出促進協議会の「ジョブジョブとかち」を活用して、池田町のアイスクリーム店「ハッピネスデーリィ」に就職が決まった。

 3月に大阪府の実家から引っ越し、新生活をスタートさせた。向田さんは「いろいろな人が私を気に掛けてくれ、支えてくれたのでここに住みたいと思った。十勝の人々のつながりを感じている。お金をあまりかけなくても楽しく過ごせるのが十勝」と魅力を語る。

 愛用のペンタックス製のカメラを持ち、休日は「イコロ」を撮影するほか、生まれたばかりの赤ちゃんがいる札幌の円山動物園にも通う。

 帯広観光コンベンション協会理事の清原さんは「若い人が移住したいと思える魅力があることを教えてくれた。視点を変えて十勝の良さをPRしていきたい」と話している。

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
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