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十勝毎日新聞社ニュース

かんの温泉が破産

2011年02月07日 14時54分

運営会社が破産手続きの開始決定を受けた「かんの温泉」(2009年4月)

 【鹿追】「かんの温泉」(鹿追町然別峡)を運営している「ホテルかんの」(町瓜幕東2、菅野紀良社長)が、札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが7日、分かった。民間調査機関の東京商工リサーチ帯広支店によると、負債総額は約7700万円。

 債権者から破産を申し立てられ、破産手続きの開始決定を1月28日に受けた。5月23日、同地裁で財産状況報告集会を開く。

 同社は1941年「菅野旅館」として創業。55年に鉱泉脈を発見しボーリングに成功、65年に「然別峡七福の湯かんの温泉」新築に伴い設立された。地元湯治客中心の営業が続いていたが、67年に資金難から会社更生法を申請した(負債総額7600万円)。

 その後は温泉ブームや秘湯ファンも集まり、80年9月期には6500万円の売り上げを計上、83年3月には更生手続きを終えていた。

 ただ温泉ブームの下火や、施設老朽化に伴う宿泊客数の減少から売上高は減収傾向に。2008年12月からは菅野社長の体調不良もあり、休業状態となっていた。

再建望む声
 「ホテルかんの」の破産手続き開始の知らせを受け、地元鹿追町では再建を望む声が上がっている。

 町観光協会の山岸宏会長は「源泉ごとに泉質が異なる秘湯として人気で、キャンプをする人や日帰り入浴、湯治客らが多く訪れていた。町の観光客の入り込みに大きく影響する」と話し、主要観光施設の1つである同温泉の1日も早い再建に期待する。

 2008年秋に菅野社長が体調を崩し、同年12月から休業。施設は国有林内に建ち、土地の使用については道森林管理局十勝西部森林管理署東大雪支署(諏訪幹夫署長)が1年更新で許可を出していた。09年は許可申請があり、同支署も一時的休業と判断して許可。しかし、その後は事業者側からの申請は来ていないという。

 民間施設のため、町としての関与はないものの、吉田弘志町長は「再建に向けた正式な話があれば、町としても相談に乗りたい」とし、今後の推移を見守っている。

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