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十勝毎日新聞社ニュース

歴舟川と然別川が清流日本一

2010年11月27日 14時23分

水質日本一に輝いた歴舟川上流。砂金掘りでも知られる

 環境省は26日、全国の河川や湖沼などの2009年度の水質測定結果を公表した。河川では歴舟川上流(大樹)と然別川上流(鹿追)が水質の良さで全国1位に、湖沼では然別湖(鹿追、上士幌)が全国3位にランクされた。

 全国計3335水域(河川2561、湖沼184、海域590)が対象で、河川はBOD(生物化学的酸素要求量)、湖沼はCOD(化学的酸素要求量)の年間平均値を調べた。2922水域で環境基準を達成、達成率は87.6%で前年度を0.2ポイント上回り過去最高を更新した。

 歴舟川上流と然別川上流は、斜里川中流、白老川下流、豊平川中流(以上北海道)、庄川(岐阜県)と並んで水質の良さでは最上位になった。最も水質が悪かったのは松田川下流(栃木県)だった。

 湖沼で水質が最も良いとされたのは支笏湖(北海道)、最も悪かったのは伊豆沼(宮城県)と北浦(茨城県)だった。

■9年ぶり日本一「今後も地道に」
 環境省が26日発表した河川、湖沼などの水質測定結果で、歴舟川と然別川の両河川上流が全国一に輝いたのを受け、関係する町や自然愛好団体からは喜びの声が上がっている。

 歴舟川は日高山系コイカクシュサツナイ岳(1721メートル)から流れる延長64.7キロの二級河川で、砂金掘りでも知られる。日本一はこれまで1987〜89、91、93、2000年度の計6回で、今回9年ぶりに返り咲いた。

 大樹町は「歴舟川は近年、子供たちが川について学ぶ教育の場としても活用している。大樹橋には『日本一の清流』との看板を掲げており、これからも自信を持って活動を進めたい」としている。

 90年に連続日本一が途切れたのを契機に92年に結成され、水質調査やごみ拾いなどを続けてきた同町内の自然愛好者グループ「歴舟川の清流を守る会」(奥田眞行会長)も「全国一は励みになる。これからも地道な活動を続けていきたい」(奥田会長)と喜んでいる。

■政策で保全推進高評価に「光栄」
 然別川上流の全国一に加え、湖沼でも然別湖が3位となった鹿追町は、重要な観光資源でもある同湖の水質保全へ浄化槽整備などを政策的に進めてきたこともあり、「湖、川ともに高い評価を頂き、大変光栄」(吉田弘志町長)と喜んでいる。

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