十勝毎日新聞社ニュース
列車脱線…緊迫の救出訓練
2010年09月08日 14時59分

脱線車両から負傷者を搬出する訓練
JR北海道釧路支社(矢崎義明支社長)は8日午前9時50分から、帯広市内の帯広運転所構内で総合復旧実設訓練を実施した。脱線事故で負傷者が発生したとの想定で、初動態勢や司令系統などを確認した。
毎年釧路と帯広で交代開催している。同社員のほか、帯広署員や市消防署員116人が参加。訓練は、帯広発新得行きの臨時列車が西帯広−大成間のB団地踏切で乗用車と衝突して脱線、乗用車の中にいた2人と列車の乗客、運転手計12人がけがを負ったと想定して行われた。
通報を受けた救急隊員は、列車の運転手と乗客9人、車の同乗者を同市内の病院に搬送する訓練に臨んだほか、エアジャッキを使って約40トンの列車を持ち上げ、挟まれていた車の運転手を救出した。現地対策本部は情報を集約し、支社などへ伝達した。
また、参加機関は緊張感の漂う空気の中、JRの脱線復旧班などと連携し、実際に脱線させた車両を油圧ジャッキで線路上に戻す大掛かりな訓練にも取り組んだ。
矢崎支社長は「日々の訓練を参考にして、重大事故が起きた時に迅速な対応ができるよう役立てていく」と話していた。



