十勝毎日新聞社ニュース
飼料コンビナート10月5日竣工

竣工が間近となった「とかち飼料」の製造工場
道内最大級の生産能力を誇る十勝港飼料コンビナート(広尾町)は10月5日に竣工(しゅんこう)式を迎える。今月13日ごろには、コンビナート向けの原料を載せた載貨総重量7万5000トン超の大型貨物船の第1便が同港に到着の予定。配合飼料の安定供給と価格面への好影響に、畜産農家は期待を寄せている。
同コンビナートは原料となる輸入穀物の荷役・保管を担う十勝グレーンセンター(本社広尾)と、製造工場のとかち飼料(同)で構成され、昨年3月に着工。年間当たり牛用で約32万トン、鶏豚用で約8万トンの生産を目指す。年間40万トンの生産能力は道内で最大級となる。
製造工場は、清掃や異物混入対策で最新鋭の設備を導入。荷さばき所なども梁(はり)部分の構造などを工夫し、野鳥侵入を防ぐなどしている。既に試運転も始まっており、竣工に向けて工事は大詰めだ。
同工場によると、今月中には約2000トンの飼料を製造し、10月以降は月産約2万トン前後まで生産を伸ばす。来年4月からは月産3万トン超の本格稼働を開始する。
十勝管内は、年間の飼料需要が80万トンを超える道内最大の酪農畜産地帯。来年6月ごろにはホクレンくみあい飼料が士幌町で建設中の飼料工場も稼働する予定で、酪農畜産農家の期待は大きい。広尾町内の農家は「乳価引き下げや枝肉価格の低迷など、畜産を取り巻く環境は厳しい。コンビナートの稼働が相乗効果となって、飼料価格が少しでも安くなれば」と話す。
同工場の助光正司工場長は「安全・安心な飼料を生産、提供することで、期待に応えていきたい」としている。




