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十勝毎日新聞社ニュース

競技コース 岩田地崎建設が無償で修復

2010年09月04日 14時39分

 耐久馬術競技の第11回全日本エンデュランス大会(日本馬術連盟主催、10〜12日・鹿追町ライディングパーク発着)の競技コースが8月24日の大雨で損壊、開催の危機に陥ったが、地元で貯水池建設工事を行う岩田地崎建設(本社・札幌、岩田圭剛社長)が大量の資材・人員を投入して無償で3日から本格的な修復工事に着手した。予算も時間も人手もなかった町や競技関係者は「助かった」と安堵(あんど)、同競技発祥の地・鹿追には全国から59組の強豪人馬が出場する。

プロの力でコース修復を行う岩田地崎建設、協力企業の社員ら

 最長160キロの山野のコースを人馬一体で駆け巡る同競技は鹿追で1996年に国内初の大会が開かれ、全日本大会は2000年から開催。木材チップなどを敷き詰め整備した「馬の道」(総延長約210キロ)が使われ、国内最高のコースとして全国に評判だ。しかし大雨で競技コースの主要部分の約20キロで表面のチップが流出、地盤の砂利まで崩壊した場所も随所に出た。

 大会まで約2週間、主催者などは補修する予算も資材も無くて困り果てていたが、町内で乗馬クラブ「ワイルドウエストライダーズクラブ」を営む岩田地崎建設OBの片山彰さん(63)が、美蔓農業水利事業美蔓貯水池建設工事(工期は来年3月末まで)を進める同社に頼み込んだ。同工事作業所は地域貢献として上幌内小(鎌田一寿校長、児童13人)の公園造成中で、現場で生じた木材チップが大量にあった。「手を貸さないわけにはいかない」(碓井裕介現場代理人)とバックホーなどの重機と、協力企業も含めて20人で作業に着手した。

 コースは森林内の坂道もあり、深さ1メートル以上も地盤がえぐれた場所もある。狭い坂道での修復はプロの腕でなければ困難だが「大会前には仕上げる」(碓井さん)と安全に作業が進む。町瓜幕支所の坂本弘美支所長は「全国に評価の高いコースに今年も選手を迎えられる」、道エンデュランス協会の三井福成会長は「助かった。10日の開会式の際に感謝状を贈りたい」と胸をなで下ろしている。

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