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十勝毎日新聞社ニュース

道東道無料2カ月 トラック大幅増

2010年08月30日 14時48分

無料化開始以降、トラックやトレーラーの利用が急増している道東道

 高速道路の無料化実験が始まり2カ月が経過した。この間、道東自動車道でトラック・トレーラーの利用が大幅に増えている。安全性の向上が主な理由で、荷主からも「商品ロスが減った」との声が上がっている。業界内では今後、日勝・狩勝峠以外の“第三のルート”として道東道を利用する動きが加速しそうだ。

 国交省の交通量調査(開通後1カ月間)によると、車種別の通行量などは公表していないが、「帯広ジャンクションを通行する大型車の台数は無料化前の10倍以上になった」としている。

 8月中旬、十勝平原サービスエリアで休憩していた運送会社の男性運転手(53)は「会社の指示で初めて道東道を走った。思ったほど混雑もなく運転しやすい」と話した。多くのトラック運転手は「信号待ちもなく一般道より快適。道を間違える心配もない」と、無料化を歓迎している。

 事業者側は高速道路の利用を積極的に推奨。苫小牧まで農産物を運ぶ管内東部の運送業者は「時間短縮や疲労軽減、安全性向上などのメリットがある。全体の3割は切り替えた」とする。別の業者も「日勝峠、狩勝峠、国道336号(黄金道路)などで道央圏に向かっていたが選択肢が増えた」と語る。

 荷主側もプラスに受け止めており、無料化後、札幌までの配送を道東道経由に変更した柳月(本部音更)は「菓子の『壊れ』が少なくなった」とする。

 歓迎の声が上がる一方、運輸業界が懸念するのは、無料化に伴う顧客からの将来的な値下げ要請。燃費の向上については「日勝峠走行時と比べて1〜2%程度」「1カ月平均しても数%程度」といった業者が多い。

 十勝地区トラック協会の沢本輝之会長は「(道内外で)有料区間は多く道東道の無料化のみではトータルでのコスト削減効果は限定的。物流コストの面では大きな影響はなく、即運賃にはね返るような状況にはない」と強調。「混雑状況を見ながら、国道と高速道路の利用をうまく併用していくのでは」と話している。

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