十勝毎日新聞社ニュース
「128歳」女性 戸籍上生存扱いに
2010年08月25日 14時43分
全国各地で100歳以上の高齢者が所在不明になっている問題で、帯広市で戸籍上「生存」扱いとなっている高齢者のうち、現時点で最高齢は128歳(1881年・明治14年生まれ)の女性該当者がいることが25日、分かった。明治14年は帯広開拓の祖・依田勉三が北海道に渡った年で、晩成社を設立した前年に当たる。
住所を示す書類が無く、住民票もないことから、年金不正受給など行政サービスへの害はないとしている。市は法務局と相談して削除できないか協議する方針。
道内を含め全国で相次ぐ高齢者の所在不明は、住民登録上の居住実態がなく、生存が確認できないことが問題になっている。親類の年金不正受給の恐れが指摘され、行政サービスの適正執行が問題視されていた。
今回は、戸籍上は生存状態だが住民票はないケース。介護保健や年金など行政サービスを受ける基礎となる住民登録がないことから、削除については「緊急性はない」(市民環境部)という。
高齢のため死亡が推定されるが、確認する根拠がなく、市は独断で戸籍から削除することはできないのが現状だ。
市は「法務局と削除が可能か協議したい」とし、今回の該当者以上の高齢者がいないかを含め、同様の対象者数を調べる予定。



