十勝毎日新聞社ニュース
帯広美術館 「ミロ展」28日開幕
「造形詩人」の版画ずらり
スペイン美術界の巨匠ジョアン・ミロ(1893〜1983年)の版画作品を集めた「ミロ展−版画の全貌(ぜんぼう)」(道立帯広美術館、十勝毎日新聞社など主催)が28日に開幕する。版画第1作を含む初期から晩年までのよりすぐりの145点を展示する。
ミロは同じスペイン出身のピカソ、ダリと並び称される20世紀を代表する芸術家。フォービスム、キュービスム、シュールレアリスムと現代美術の大きな流れに影響を受けながらも、それらに縛られることなく、生地カタルーニャの大地に根を下ろした独特の作品を数多く残した。
「私はあらゆる方法で自分を表現したい何者かだ」と語った通り、絵画に始まり版画、彫刻、陶芸、さらには舞台装飾まで幅広い表現形態に精力的に取り組んだ。
中でも版画は、35歳で始めてから生涯にわたって取り組んだ表現。太陽や月、星、動物、人間などを抽象的に表現した作品は、子供が描く絵のように純真無垢(むく)でありながら、夢想的で詩的なイメージを漂わせている。
今回の展覧会ではミロの版画芸術を通じて「造形詩人」とうたわれたミロの世界を紹介する。
10月24日まで。観覧料は一般900円(前売り700円)、高校・大学生550円(同450円)、小・中学生250円(同200円)。開館時間は午前9時半〜午後5時、月曜休館。問い合わせは同館(9155−22−6963)か十勝毎日新聞社事業局(0155−22−7555)へ。(丹羽恭太)
開催期間中の主な関連事業は次の通り。
▽美術講演会「版画から見るジョアン・ミロの世界」=28日午後2時〜同3時半
▽特別展セミナー「ミロの芸術〜残した言葉を手がかりに〜」=9月11、25日午後2時〜同3時
▽ワークショップ「音楽を聴きながら絵を描こう」=9月12日午後1時半〜
▽松本道子ダンス・パフォーマンス=9月23日日没ごろ
▽キッズ・ミュージアム(託児)「ぼくもわたしもミロだ!」=10月2日午後2時〜同4時
▽ミュージアム・ミステリー2010オータム「ミロを見てミロ。やってミロ。」=10月9、16日午前11時〜午後3時
▽ミュージアム・コンサート「フラメンコ・コンシェルト」=10月17日午後2時〜




