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ばんえいグランプリはボブサップ 売り上げも1億円突破

2010年08月16日 14時51分

 ばんえい十勝は15日、前半戦最大のヤマ場となるファン人気投票上位馬などによる最高グレードの重賞「第22回柳月杯ばんえいグランプリ」(BG1)を行い、激しい雨の中でのレースでナリタボブサップ(牡8歳、大友栄人調教師、鈴木恵介騎手、馬主は滝川市・大森勝廣さん、生産者は陸別町・林豊嗣さん)が第2障害を先頭でクリアして終盤も粘り、約2年ぶりの重賞5勝目を遂げた。タイムは2分8秒5(馬場水分3.6%)。往年の騎手によるエキシビションレース「マスターズカップ」はオオバコ(牡5歳)騎乗の西弘美調教師が勝利。第9レースは同競馬史上初のスピードレース「サッポロビール杯第1回スピードスター賞」を行い、ワタシハスゴイ(牝4歳、皆川公二調教師、松田道明騎手)が56秒6の驚異的タイムで優勝した。

【ばんえいグランプリ】第2障害を先頭で降り、終盤の粘りも発揮するナリタボブサップ(右、鈴木恵介騎手)。左はニシキダイジン(鈴木勝堤騎手)

 ファン人気投票3位のナリタボブサップがゴールした瞬間、「ボブやった」「おめでとう!」と場内に歓声が響いた。2008年7月の北斗賞で勝利して以来、重賞に16回挑戦しながら2着3回、3着3回と惜しいレースが続いた。昨年春から33戦すべてに騎乗してきた鈴木恵介騎手は「ようやく重賞で勝てた。1つ取ってこれで楽な気持ちで次からも勝利を目指せる」と喜んだ。

 馬主の大森勝廣さん(滝川市)が「思っていた以上の乗り方」と絶賛する絶妙の騎乗だった。激しい雨で視界が悪い。第2障害までの道中、逃げを狙うニシキダイジン(鈴木勝堤騎手)が馬群を抜けて真っ先に障害に挑む動きを冷静に見ていた。「ニシキダイジンにペースを合わせて、ひと息つけた。相手が第2障害の途中で止まったタイミングで」とふた腰(2度の挑戦)で障害をクリア。後はゴール際で動きが止まりがちなナリタボブサップの息を持たせてゴールを切った。

 大友栄人調教師は「自分のペースで展開を作れば持ち味が出る馬。いい騎乗だった。夏バテを克服して馬体重も前走より29キロ増えた。これから重賞狙いでいく」とボブの復活に手応え十分な様子だった。

マスターズカップなど人気 来場が前年比1.5倍
 ばんえい十勝は15日、前半戦ヤマ場の重賞レース「第22回柳月杯ばんえいグランプリ」や往年の名騎手によるエキシビションレース「マスターズカップ」などを行い、帯広競馬場は前年比62%増の3660人の来場者でにぎわった。売り上げは今季初の1億円台となる1億374万5500円だった。

 午後7時5分からは往年の騎手によるマスターズカップ(NPOとかち馬文化を支える会主催)が行われ、岩本利春、金山明彦、金田勇、中島敏博、西弘美、服部義幸、林豊、久田守、平田義弘、皆川公二の10人の調教師が登場。ファンから「先生、格好いい」と声援が飛び、昨年末に引退したばかりの西さんがオオバコ号で勝利した。

 ファンの人気投票上位馬などによるグランプリでは帯柏葉高吹奏楽部の12人(リーダー本間さん)がスタンドで3曲を披露した後に発走のファンファーレを演奏、本間リーダーは「わたしたちの演奏で盛り上がれば」と気持ちを込めた。

6~12時 12~18時
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