十勝毎日新聞社ニュース
高速無料化1カ月 交通量3倍に
2010年08月12日 14時49分
国交省は11日、道東道など地方高速道路を対象に6月末から実施した無料化実験の開始1カ月間の交通状況をまとめた。道東道音更帯広−池田間の平日交通量が1日平均6000台と無料化前の3.16倍、休日交通量が同7300台の2.81倍と飛躍的に増えた一方、並行する国道38号は平日が4%減の1万3000台、274号は休日が28%減の4600台と大きく減少した。また、JR石勝線の平日の特急利用客数が無料化以降、前年と比較して1割減少するなど、競合する交通機関の一部の利用客数が変化したことが分かった。

無料化された全国37路線50区間の1カ月間の交通量は平日・休日ともに平均で約2倍に増加。道東道追分町−夕張間では無料化後の平日交通量が1.7倍の5600台、休日交通量は1.71倍の8400台に増えた。
無料化区間に並行する南千歳−トマム駅間の特急利用客数は、平日で無料化前より1割減の1日平均3706人、休日で3%減の同4186人、根室線の新得−帯広駅間は平日8%減の3451人、休日が6%減の3755人だった。
JR北海道では「利用客が減少したのは確かだが、無料化が始まってからまもない。影響によるものなのかどうかも含めてもう少し分析したい」としている。
一方、同区間の都市間高速バスの利用実績は、音更帯広−池田間が平日で8%、追分町−夕張間が同4%減少。休日は音更帯広−池田間で4%減少した一方、追分町−夕張間では3%増えたという。
ただし、関係者によると札幌−帯広間の都市間バス「ポテトライナー」に影響は見られず、共同運行する十勝バス(帯広)は「道東道の延伸効果や広報活動の強化で4−7月は昨年比で1割程度増えている」、北海道拓殖バス(音更)は「お盆や年末年始の渋滞は心配だが、今のところバスの運行時刻の遅れなどはなく、無料化の影響は見られない」と話している。
期間中の道東道の渋滞発生は夕張IC出口付近での2日間だった。



