十勝毎日新聞社ニュース
新観光拠点「とかちむら」オープン
帯広競馬場敷地内に整備された観光交流拠点施設「とかちむら」が6日午前10時にオープンした。地元企業12店舗が帯広名物の豚丼やピザ、チーズ料理、新鮮野菜、スイーツなど十勝の多彩な食を提供する。初日は十勝晴れが広がり、夏休みを利用した多くの家族連れや地域住民でにぎわった。年間50万人以上の集客を目指している。運営赤字が続き存続の瀬戸際に立つばんえい競馬の活性化につながるかどうかも注目されている。

十勝の新たな観光拠点施設としてオープンした「とかちむら」
管理運営会社「SPCとかちむら」(国分裕正社長)が、道産材を使った木造平屋3棟を建設。十勝の食材にこだわった「産直市場」「キッチン(飲食)」「スイーツ&セレクト(物販飲食)」の3ゾーンに分かれている。
午前10時からのオープニングセレモニーでは、事業者の国分社長が「十勝の良さを凝縮した施設。最終的に帯広・十勝の宝として存在できるよう努力していく」とあいさつ。来賓の米沢則寿市長が「北海道を代表する新たな食の観光拠点となることを期待する」と祝辞を述べた後、来賓全員でテープカットした。
その後、来場者が一斉に“入村”し、ソフトクリームや十勝産ピザ、取れたての地場野菜や果物などを買い求めた。夫婦で訪れた市内の辻政好さん(60)は「全体的に雰囲気が上品で観光客受けする感じ。従来の競馬場のイメージが払しょくされ、これなら女性など新しい客を呼べる」と話していた。
とかちむらは同社が4月から概算事業費2億2000万円をかけて整備。このうち、市が建設費全額など約1億8000万円を補助した。地主の十勝農協連と市が5年間(2015年3月31日まで)の賃貸借契約を締結。市はその期間に限って、同社と土地の転貸借契約を結んでいる。
建設に際しては、市の建設費全額負担や土地の権利関係などをめぐり、論議を呼んだ。市は相乗効果として、帯広競馬場で今年度1億円程度の増収効果を見込んでおり、来年の道東道全線開通と合わせ、管外の観光客増加に期待を寄せている。
とかちむらの営業時間は産直市場、スイーツ&セレクトが午前10時〜午後7時(無休)、キッチンが原則午前11時〜午後9時(一部店舗は休日・時間が異なる)。
オープニングフェアは22日まで。7日は午後0時半から、帯広出身の演歌歌手さくらまやさんの観光大使認証式とミニコンサートが開かれる。
なおオープニングセレモニーでは来賓として米沢市長のほか高橋正夫十勝町村会長、安田正雄帯広市議会副議長、山本勝博十勝農協連会長、新名貴之オッズパーク・ばんえい・マネジメント社長、高橋勝坦帯広商工会議所会頭、竹林孝十勝総合振興局長、大友俊雄十勝観光連盟会長、増田正二帯広信用金庫理事長が出席した。



